オフィスデザインには、コンセプトが必要です。
例えばデパートの広告を見てみると、あるデパートでは高級感をコンセプトにしているのに対し、別のデパートではスタイリッシュさをアピールしているといったように、それぞれのブランドイメージに対応した共通のコンセプトがあることがわかります。これは、広告に限ったことではありません。デザインには、一貫したコンセプトに基づく統一感が大切なのです。
ひとつひとつのインテリアや内装がよいものであっても、それらを集めたときの印象がちぐはぐでは、魅力的なオフィスを作ることはできません。
どのようなコンセプトでオフィスを作っていくのかを最初に決めておけば、その後のオフィスデザインも決めやすくなります。デザイン会社に内装を依頼する場合でも、場当たり的に思い付いた要望を伝えていくのではなく、「全体的な方向性や抱いている完成イメージ」を最初に伝えておくと意思疎通がしやすくなります。
このように、コンセプトは、オフィスデザインを決めていくときの指針となるものなのです。
オフィスのコンセプトを考えるときは、まず、企業としてどのような方向性を目指したいのか考えてみましょう。
自由な雰囲気なのか、高級感をもたせたいのか、それとも事務的で知的な雰囲気のオフィスにしたいのかによって、デザインの方向性はまったく変わってきます。ただ単にお洒落なインテリアを目指すというのではなく、社風や、実際にそこで行う業務内容に沿ったコンセプトを決めるのがおすすめです。
たとえば、フレックスタイム制で個人の裁量に任せた働き方を推奨しているようなオープンな会社であれば、ポップな色を積極的に使う、フリーアドレス型のデスク配置にしてみるなど、革新的なオフィスデザインが効果的です。
また、セキュリティを重視して、客先との信頼関係を気付きながらてきぱきと業務をこなしていく事務系職種であれば、入退室管理システムの導入や、対面島型の執務エリアを作るのがよいでしょう。
色は、見る人にさまざまな視覚的イメージを抱かせるものです。柔らかなパステル調の色彩は心を華やかにしますし、ブルーは知的な印象を抱かせます。また、ダークブラウンやマホガニーレッドには落ち着いた高級感を抱く人が多いでしょう。
オフィスデザインでも同様で、ポップな色使いのオフィスは、遊び心を感じさせる創造性の高い雰囲気になりますし、ブルー系のオフィスであれば、冷静で知的な雰囲気になります。
オフィスのデザインを決めるときは、どのようなオフィスにしたいのかによってメインカラーを選定しましょう。コーポレートカラーをオフィスデザインに利用するのもおすすめです。その場合は、初めから使う色が決まっているため、それと相反することのないオフィスデザインを選ぶようにしてください。
オフィスに観葉植物をたくさん置いたり、業務に関連する小物類を配置したりすることでも雰囲気を変化させることができます。近年では、ユニークな社風を感じさせるオフィスデザインの企業も増え、卓球台やビリヤード台などを置く会社や、バーカウンターなどを設置する会社もあります。
オフィスの中心となるキーアイテムを定めて、その雰囲気に合わせてオフィスをデザインするというのもひとつの方法です。
オフィス全体のデザインコンセプトを決めておくことで、統一感のあるデザインが可能になります。新たにオフィスデザインを検討するときは、どのようなコンセプトのオフィスが自社に適しているか考えてみましょう。イメージが湧きづらいときは、さまざまなコンセプトのオフィスデザイン例を見てみるのがおすすめです。
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