ワンルームオフィスとは、その名の通り、比較的小規模なひとつの部屋だけで完結するオフィスのことです。こうしたオフィスを構える際には、業務効率を上げるとともに、働きやすいオフィスになるよう、最初にきちんと環境を整えておくことが大切です。レイアウト面で気をつけておきたいことについてまとめました。
ワンルームオフィスにありがちなのが、「ただ机を並べただけのオフィス」です。しかし、これでは、「業務上かかわりの深い人同士の席が遠く、打ち合わせがしづらい」、「プリンターに行くまでに人の間を縫わなければなない」「アクセスの悪い席がある」、「打ち合わせの度に椅子などを移動しなければいけない」など、様々な問題が起こってしまうことがあります。
実際に働くときのことをイメージして、業務効率のよいレイアウトを目指しましょう。
具体的には、「部署間の連携がとりやすく、かかわりの深い仕事をしている人同士の席を近くする」「どこの席からでも必要な備品や機器へのアクセスをよくする」といったことが挙げられます。
今のレイアウトに固執せずに、まずは、「働きにくい」と感じていることをどんどん挙げてみましょう。その問題点を解決していくためにどうすればよいかを考えることで、自社に最適なレイアウトが見えてくるはずです。
ワンルームオフィスの効果的なレイアウトは、社員の人数によっても異なります。
例えば、1人だけのオフィスであれば、机の周囲に通常利用する備品類が揃っていると使いやすいでしょう。
これが、2~4人に増えると、それだけ他人への気遣いも必要になります。社員数がそれほど多くありませんから、社長や室長を中心に働きやすいレイアウトを相談しましょう。
5~10人になると、各人の意見をまとめるのが難しくなってきます。業務内容やオフィスの面積に応じてデスクレイアウトを決定し、細かい部分で個人の意見を取り入れていきましょう。
10人以上の場合は、小規模オフィスとは言い難くになってきます。模様替えも簡単にはできなくなりますから、他社を参考にしたり、オフィスデザイン会社に依頼するなど、本格的なオフィスレイアウトを検討する必要が出てきます。
ワンルームオフィスはオフィス面積が狭く、来客の対応用スペースや打ち合わせスペースを別途設けるかどうかといったことを検討する必要があります。ある程度来客があるオフィスであれば、やはり信頼性を高める意味でも応接スペースは必要でしょう。働く人の数がそれほど多くない場合は、簡単な打ち合わせは来客用スペースと兼ねて利用することもできます。
また、収納スペースも十分に用意しなければいけません。オフィスには機密書類もありますから、鍵のかかるロッカーや個人のデスクロッカーなどを整備しましょう。なお、ロッカーやデスクを配置する際は、通路幅なども意識して必要な動線を確保しましょう。
男性のみ、女性のみのオフィスであれば問題はないかもしれませんが、男女が混在しているオフィスの場合は、男性社員だけでレイアウトを決めてしまうのではなく、女性社員にも積極的に意見を聞いてみてください。
女性は、一般に男性よりも空間の居心地やプライバシーを重視します。
例えば、同じ室内に男女共用のお手洗いがひとつしかない、というだけでも、モチベーションが下がり、ストレスに感じてしまう女性もいるでしょう。少しでもこうしたストレスを軽減できるよう、レイアウトに配慮しましょう。そのほか、オフィスの温度やデザイン性についても男女間では意識が異なるケースがあります。
来客に好感を抱かせるおしゃれで整頓されたオフィスを作るためには、女性の意見が役立つことも多いのではないでしょうか。
ワンルームオフィスには、すべての会社機能を原則として1室に収める必要があるという制約があります。雑然としたオフィスにしないために、レイアウトを考える際は動線やデザイン性を意識しましょう。
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