オフィスづくりのノウハウ オフィスの移転、備品調達をコンサルに依頼すると便利って本当?
ノウハウ 2023.11.14

オフィスの移転や、それに伴う備品調達は莫大な時間のかかる作業です。

普段の業務の手を止めてこれらの作業をすることは、会社にとっても社員にとっても大きな負担になってしまいます。このような負担を軽減させる方法のひとつに、「オフィス移転のプロに備品調達業務を外注する」というものがあります。

 

オフィス移転時の備品調達とは?

オフィスを移転する際には、様々な備品の入れ替えや新規購入が発生します。古くなった家具類を買い替えたり、新しいオフィスレイアウトに合わせてデスクを新調したりといったことから始まって、パーティションや会議室のプロジェクター、ドリンクサーバーなど、様々な備品を用意しなければいけません。

このような設備の入れ替えや新規購入は、通常業務の中でも発生し得ることではありますが、オフィス移転時は規模が大きくなる分、ミスも起こりやすくなり、その影響が多大になるものです。移転先でデスクが不足したり、購入したロッカーが部屋に入らないなどが起これば、大きなトラブルに繋がってしまいかねません。

オフィスの新しい場所において、従業員が円滑に業務を行うためには、備品の調達と配置が重要です。デスクや椅子などの基本的な備品だけでなく、IT機器やネットワーク設備なども適切に整備する必要があります。また、従業員のコミュニケーションを促進するためには、適切な数と配置の会議テーブルや応接セットも考慮するべきです。

さらに、作業環境を快適に保つためには、エアコンや照明などの設備も見逃せません。これらの要素を的確に計画し、調達することで、スムーズな業務遂行が可能となります。移転に伴う備品調達は、計画段階から注意深く検討し、必要な手続きや調整を適切に行うことが不可欠です。

 

オフィス移転コンサルは何をしてくれるの?

オフィス移転コンサルというのは、オフィス移転にかかるすべての業務を一括して行ってくれる業者のことです。新オフィスのレイアウト設計から、備品の調達、実際の引越し、スケジュールの策定、内装工事手配や工事項目決定など、オフィス移転に関する諸所の業務を一手に引き受けて管理してくれるのがオフィス移転コンサルです。

オフィス移転は、様々な作業のスケジュールや業務内容を鑑みた上で行う必要がありますが、コンサルタントにすべてを任せてしまうことで、いちいち進行状況を説明する必要がなくなります。それに加えて、移転のための取引先を増やさず、支払いなどの事務作業を一元化でき、トータルコストを抑えられる可能性が高いというメリットもあります。

 

備品調達をコンサルに依頼するメリット

01.コストを抑えられる

多くの場合、ひとつひとつ別々に自社で手配を行うよりも、まとめてコンサルに依頼した方が、トータルのコストを抑えられます。コンサルティングファームは、広範なベンダーネットワークや調達ルートを有しており、大量調達やパッケージ取引を通じて割引価格を実現できるため、企業は予算を効果的に活用できます。これにより、予期せぬ追加費用や無駄な支出を最小限に抑えることが可能です。

 

02.レイアウトに合った備品を選択してくれる

コンサルにレイアウトから備品調達までをまとめて依頼することで、レイアウトをきちんと理解した上でそれにあった備品を的確に選定してもらえます。専門家のアドバイスにより、オフィスの機能性や効率性を最大化する備品が選ばれ、作業環境の最適化が期待できます。また、トレンドや最新テクノロジーにも敏感なコンサルティングファームは、革新的で先進的な備品の提案が可能です。

 

03.自分で探す手間を省け、条件に合ったものを提案してもらえる可能性が高い

必要な備品をひとつひとつ探して決めるのは、意外と大変です。サイズやデザインなどを伝えるだけで、それにあったものを見つけてもらえるというのは、社員の負担や人件費を考えると大きなメリットになります。コンサルティングファームは市場動向に精通しており、企業のニーズに合致する最適な備品をリサーチし、提案することで、迅速で的確な調達が可能です。

 

04.万が一トラブルが起こった場合でもコンサル側で対応してもらえる

納入された備品類に不備があった場合や、条件に合致していなかった場合などでも、コンサル側で交換や返品など対応してくれるため、面倒がありません。コンサルティングファームは契約や品質管理においてプロフェッショナルなスタッフを抱えており、万全の体制でクライアントをサポートします。これにより、企業は安心してオフィス移転プロジェクトを進めることができます。

 

05.不要になった備品の処分も依頼できる

新しい備品の調達と同時に発生するのが、不用品の処分です。これについても、コンサルに依頼することでまとめて処分をしてもらえます。コンサルティングファームはリサイクルや廃棄に関するノウハウを有しており、環境に配慮しながら不要な備品を適切に処分できます。企業はこれによって、環境への負荷を最小限に抑えつつ、社会的な責任を果たすことができます。

 

オフィス移転コンサルに依頼した際にかかる費用

オフィス移転コンサルの費用は、移転するオフィスの規模や依頼範囲によって大きく異なります。小規模な移転では2~30万円から始まり、大規模な場合は数百万円を超えることも。報酬体系は業者によって異なり、コンサルティング報酬だけでなく他のサービス(物件選定、内装工事)と組み合わさる場合も。

コンサルティング単体の場合、オフィス移転は「プロジェクト」として捉え、一人月10万〜100万円程度を目安とすることができます。ただし、重要なのはコンサルティング費だけでなく、オフィス移転をプロジェクトと見なしてトータルのコストを検討すること。旧オフィスの退去費用、新オフィスの入居費用、内装工事費用、引っ越し費用などで多額の費用がかかります。コンサルを依頼することで、これらの諸費用を削減できる可能性があり、場合によってはコンサルティング費を支払っても総費用を抑えることができます。具体的なコストシミュレーションを行い、比較検討をしっかり行いましょう。

 

備品調達を自分で行う場合の注意点

備品調達をコンサルに依頼せず、自社で行う場合は、いくつかの重要な注意点があります。以下に、詳しく説明いたします。

 

1. サイズと設置の適合性

新しいオフィスに備品を問題なく設置できるかどうかは、特に注意が必要です。備品のサイズや形状が空間に適しているかを事前に確認し、オフィスのレイアウトに合わせて慎重に選定することが重要です。自社で調達する際には、従業員の作業効率や快適さに影響を与える可能性があるため、細部まで確認することが求められます。

 

2. 発注数の検討

発注数に関しても注意が必要です。必要な備品を過不足なく確保するためには、従業員の数やオフィスの機能に合わせて的確な数量を見積もることが不可欠です。発注数が不足すると、業務の停滞や作業環境の混乱が生じる可能性があり、逆に余剰な場合はコストの浪費となりかねません。十分な計画と検討が必要です。

 

3. 納入のタイミング

備品の納入タイミングも検討が必要です。納入が早すぎたり遅すぎたりすると、オフィスの運営に支障をきたす可能性があります。オフィスの移転計画と調達スケジュールを調整し、作業が滞ることなく、かつ不要な待ち時間が生じないように注意深くプランニングすることが求められます。

 

4. 予算の適切な管理

自社で備品調達を行う場合、予算の管理が特に重要です。予期せぬ追加費用やコストの見積もりミスが生じないよう、事前に必要な備品の種類や数量、品質に基づいて適切な予算を設定し、それに従って調達プロセスを進めることが必要です。透明性とコスト効率を重視した予算管理が成功の鍵となります。

 

5. メンテナンスやサポートの確保

調達した備品のメンテナンスやサポートも考慮する必要があります。自社で調達した場合、万一の故障やトラブルが発生した際の対応策や保証について、十分な情報を確保しておくことが重要です。これにより、問題が発生した際にスムーズな対応ができます。

自社での備品調達は柔軟性を持たせる反面、注意深い計画と実行が不可欠です。これらのポイントを適切に考慮し、スムーズなオフィス環境の構築を目指しましょう。

 

まとめ

オフィス移転の際には、多くの作業が発生するものです。少しでもその業務を軽減させるために、オフィス移転コンサルの利用を検討してみてはいかがでしょうか。移転に関するスケジュール管理はもちろん、トラブル発生時にも対応してもらえるため、通常業務への影響が少ないスムーズな移転が可能になります。

 

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