企業内図書館の役割と4つのメリット!活用のポイントを紹介
ノウハウ 2023.10.04

「働き方」が変わる中で、多様なアプローチが要求される現代。企業内図書館を取り入れて、従業員にとって快適な作業空間を提供したいと思っている経営者も多いでしょう。

この記事では、企業内図書館の管理方法やメリットについて詳しく説明します。

 

企業内図書館の目的は「知識の深化」

企業内図書館の主な目的は、従業員が本を読むことで知識を深めることです。企業内図書館とは、従業員が気軽にアクセスできる書籍が揃っているセクションのことです。

  • オフィスの一部に本棚を配置
  • 通常のデスクとは異なるテーブルを準備し、そこで読めるスペースを提供

という方法が考えられます。

本のジャンルは、業務に関連する参考書、自己啓発書、資格の学習資料など、幅広く取り揃えられています。これらの書籍から得られる知識は、今後の業務に有効活用できるでしょう。

 

企業内図書館の活用による3つのメリット

事例:株式会社SHIFT 様

企業内図書館は、知識の深化以外にもさまざまなメリットがあります。具体的にはどんなメリットがあるのか、詳しく説明します。

 

01.従業員の意欲向上

企業内図書館を持つことで、従業員の意欲が高まります。業務に行き詰った際や気分を変えたい時に使うことで、気分のリフレッシュに役立つでしょう。通常の作業エリア以外のリラックススペースや休憩の場が増え、意欲向上に寄与します。

書籍を提供することで、自然に学習の機会が生まれ、業務に取り組む姿勢も向上するでしょう。

 

02.企業全体の生産性の向上

専門の業界書や情報誌を配置することで、全体の情報を共有し、意欲を引き上げることが可能です。特に、新たに入社した従業員は、企業のルールを理解するための時間が求められます。通常の業務外での学習が多くなる中、どの資料を優先して読むべきか判断が難しい時もあるでしょう。必要な基礎知識を共有するために「業務に役立つおすすめの書籍」を整備することで、効果的な情報収集と業務の効率アップが期待できます。

 

03.社内コミュニケーションの増加

リラックスエリアと併せて図書館を設けることで、人々が集まる場所を提供できます。また、経営陣が推薦する書籍のセクションを作ることで、書籍を通した社員間の交流が期待できます。慣れないジャンルの本との出会いも増え、新しい領域の探求が可能になります。業務に直接関連しない本でも、話の中心として利用でき、書籍を介してのコミュニケーションが盛んになることで、新しいアイディアも生まれるでしょう。

 

オフィスの図書空間の構築と重要なポイント4点

まず最初に、社内図書スペース設立のメリットを実感するため、構築の手順を正確に理解することが大切です。成功のための4つのキーポイントを明示いたします。

 

01.【文献の整備】専門的な本はマンガで整える

手始めに、文献の整備を進めることが大切です。業務上必要な本は、会社の予算で取り揃えますが、ビジネス関連や、小説等の休憩時間向けの本は、社員が持参する形が理想的です。

自宅のスペースに制約がある場合、社内の図書空間を自分専用の本収納として利用することができ、非常に役立ちます。求める文献があるときは、図書の購入予算を設定し、社員からの要望を元に毎月の購入を考慮するのも一つの方法です。

法人向けの電子書籍サービスを利用すれば、社内で電子版の共有も可能となります。一般的に取得が難しく、読破に時間を要するドラッカーやアドラー心理学といった文献は、マンガ版で整えることで、アクセスしやすくなります。

専門的なビジネス書は情報量が多く、テキストに不慣れな方にはアクセスが難しいものです。だからこそ、マンガを通じて学びの入り口を低くして、気軽に取り組むことができます。

業務と直接関連しないマンガも取り揃えることで、図書空間への訪問を促進し、利用を促すキーポイントとなります。

 

02.【貸し出し規定の設定】ツールの活用が鍵

社内の図書空間を効果的に運営するためには、明確なルールが不可欠です。しかし、複雑な規定は活用のモチベーションを下げてしまう恐れがあります。気軽に使えるルールを検討しましょう。

例えば、貸し出し期間や可能な冊数といった基本的なルールを定めること。貸し出し記録簿を用意し、本には管理コードを振り、社内通信での報告を通じて運営することが考えられます。このように、様々なツールの利用や工夫を通じて、円滑に運営を進めることができます。

 

03.【運営】社員通信の保管を考慮

もし社員通信を発行しているならば、過去の通信の保管場所として利用することを検討する価値があります。家庭環境とは異なり、社内の図書空間では多数の文献を整理できます。

すぐにアクセスできる位置にあり、関心のある資料を即座に参照できるのは大きなメリットです。

これまでの会社の動向や取り組みを容易にチェックできるのは、モチベーション向上に寄与します。社内図書スペースは多目的に活用でき、社員通信のような情報リソースの収納場所としても有用です。

 

04.【運営】アプリの導入で運営効率向上も

紙ベースでの管理以外にも、アプリケーションの活用が考えられます。読書アプリの導入は、関連するコストを削減する手段となります。いくつかのグループウェアには、社内図書空間用のシステムが組み込まれていることもあります。オンラインでの文献管理システムの採用は、運営コストの軽減にも繋がります。

操作はシンプルです。著者名やジャンル、タイトル等を入力するだけで、アプリ内での文献の登録が完了します。利用するアプリにより、映画や店舗の紹介、コメント機能といった追加機能も利用可能です。そして、アプリを利用することで、貸出の状況をリアルタイムで確認でき、管理もスムーズに行えます。アプリを通じた本の貸し出しは、検索や現地の確認を行いながら希望する文献を選定し、貸し出し中のステータスに更新します。貸し出し開始と返却の日付を入力するだけで、手軽に貸し出しが可能です。返却時には、貸し出し中のステータスを解除し、所定の場所に戻すだけです。

このように、アプリの導入は、社内図書空間の運営効率を高める要因として大きな可能性を秘めています。

 

まとめ

社内図書スペースの設立は、知識の共有と情報のアップデート、そして社員間のコミュニケーションの場として非常に価値があります。キーポイントを考慮し、より効果的な運営を目指してください。

 

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