オフィスの休憩スペースはどうデザインする?押さえるべき4つのポイント
ノウハウ 2023.07.05

「オフィス休憩スペース」
その重要性と最適化のための設計要素

多くの人々にとって、一日の大部分を占めるのがオフィスでの勤務時間です。
だからこそ、働く場所が心地よく、リフレッシュできる空間があることが重要なのです。そこで今日は、オフィスにおけるリフレッシュエリア(別名:休憩スペース)について深く掘り下げてみたいと思います。

この休憩スペースは単なる楽しみのためのスペースではなく、業績向上、雇用の維持、企業ブランドの向上に大いに寄与する重要な要素なのです。

“鳥取から世界へ Innovation Base.”をコンセプトに、新しい働き方(ABW)でコミュニケーションを活性化するオフィスへ。
事例:
株式会社アクシス 様

休憩スペースの重要性

休憩スペースの設置は業務衛生規定により推奨されています。法的に強制はされていませんが、その存在は従業員の働きやすさとパフォーマンスに確実にプラスの影響を及ぼします。このスペースは働く時間と休息時間を明確に分ける役割を果たし、仕事とプライベートのバランスを保つための重要な要素となります。

また、休憩スペースの利用は精神的、身体的な疲労の軽減につながり、健康状態の維持に寄与します。適切な休息が取れないと、疲労が蓄積し、健康に悪影響を及ぼし、最終的には業績への影響も出る可能性があります。

 

休憩スペースがもたらすメリット

それでは、オフィスに休憩スペースを設けることで得られる具体的なメリットについて見てみましょう。

1. 活発なコミュニケーション

休憩スペースは仕事の話から日常の雑談まで、従業員間のコミュニケーションを活発にする場所となります。異なる部署のメンバーが自然に情報交換を行うことで、企業全体の一体感を醸成します。また、リラックスした雰囲気の中で自由に思考を巡らせることで、新たなアイディアや解決策が生まれることもあります。

 

2. リフレッシュ効果

仕事に追われると、心身ともに休息が必要な状態になることもあります。そんなとき、休憩スペースで少しリラックスするだけでも視点が変わり、思考がクリアになることがあります。休憩後の業務効率が向上し、全体のパフォーマンスも向上するのです。

 

3. 従業員満足度の向上

快適な休憩スペースは従業員の満足度を向上させ、その結果として生産性を向上させることにもつながります。さらに、企業への愛着感が高まり、従業員の定着率の向上にも寄与します。

 

4. 企業ブランドの向上

整った休憩スペースは社外からの印象を良くし、特に新卒生や求職者にとって働きやすい環境を提供します。これは企業が従業員を大切にしているというメッセージを発信し、企業ブランドを高めることにつながります。

オフィスの休憩スペースは、ただのリラクゼーションスペースではありません。それは働く人々の健康、幸福、生産性を向上させるための重要なツールなのです。そのため、その設計や管理には十分な配慮が必要です。

 

効果的なリラックスエリア設計!
社員の満足度と生産性を高める4つのポイント

休息エリアはただのリラクゼーションスペースではなく、自由な思考や社員間の交流、創造性を高めるための場として位置づけられています。近年、休息エリアをカフェやリラクゼーションスペースとして設け、リフレッシュや気分転換を促す企業が増えています。ここでは、社員にとって快適で企業にとってもメリットをもたらす休息エリアの設計について4つのポイントを詳しく解説します。

 

  1.  休息と仕事の区別がつく空間を作る:
    •  労働時間中には集中力を保つためにも、仕事と休息の間に明確な境界線を引くことが重要です。休息エリアの設計には以下の提案が役立つでしょう。
      1. 自然を取り入れたインテリアを選ぶ:バイオフィリックデザインは、人間が本能的に自然を求めるという考え方を利用しています。観葉植物などを配置することで、心地よい雰囲気を作り出すことができます。
      2. 窓側のレイアウトを選ぶ:外の景色を眺めることができる休息エリアは、心地よい気分転換につながります。
      3. カフェコーナーを設ける:ドリンクや軽食を用意するカフェエリアは、社員が一息つくのに良い場所となり、部門を超えたカジュアルな交流の機会も増えます。
      4. 個人の静寂を保つスペースを作る:一人でリラックスできるスペースを設けることで、個々の社員が自分自身の時間を持つことができます。
  2. 社員のフィードバックを取り入れる
    • 休息エリアは社員が利用するスペースなので、そのニーズや希望を反映させることが重要です。社員のフィードバックを積極的に収集し、その意見を休息エリアの設計に反映させることで、社員が喜ぶ場所を作り出すことができます。
  3. 多目的利用を可能にする
    • 休息エリアはリラクゼーションの場だけでなく、カジュアルなミーティングやワークスペースとしても利用できるよう設計すると良いでしょう。スペースが十分にあれば、社内イベントの会場として使うことも可能です。
  4. 4. 企業のブランドイメージを反映させる**
  5. 休息エリアのデザインには、企業のブランドイメージを反映させることも大切です。休息エリアは企業の価値観を伝える場でもあるからです。内装や家具のデザインなどを通じて、企業の特徴や個性を表現することで、社員や訪問者に対して企業のイメージを効果的に伝えることができます。

 

まとめとして、休息エリアの設計には様々な要素が関わっています。しかし最も重要なのは、それが社員のリラクゼーションや創造性を促進する場であるということです。適切な設計により、休息エリアはオフィスにおける重要な要素となり、生産性の向上に寄与します。

 

現場から見たオフィス休憩スペースの現状

休憩スペース、その名の通り働く人々が一息つく場所。しかし現実にはどのような形でオフィスに存在しているのでしょうか?今回は、いくつかのオフィスで見られた休憩スペースを取り上げ、その実態を探ります。二つの事例を取り上げて具体的にご紹介します。

 

––社員一人ひとりの専門性をより一層高め、互いに発揮し合う場所へ。
事例:ソウルドアウト株式会社 様

 

休憩スペースのデザインでお困りなら、ユニオンテックへ!

ユニオンテックでは、お客様の企業文化や社員の働き方にフィットしたカスタマイズプランとデザインをご提案します。レイアウト作りから始め、企業のブランドイメージを反映させたインテリアや家具の配置まで、一緒に創造的なアイデアを形にしましょう。あなたの理想とする休憩スペースを実現します。

また、ユニオンテックは、休憩スペースのデザインだけでなく、オフィス新設や移転、そしてリロケーションのプロセス全体をサポートします。日々の業務を妨げることなく、スムーズなオフィス移転を実現します。

 

おわりに

今回の記事を通じて、休憩スペースがオフィス環境にもたらす利益や、休憩スペースを設計する際のキーポイントについて一緒に見てきました。休憩スペースは、従業員がリラックスするための場所として設けられますが、最近ではその役割が拡大し、社員のエンゲージメントを向上させ、企業のブランドイメージを強化する手段としても利用されています。

例えば、リラクゼーションルームやカフェ風のスペースを取り入れている企業が増えています。次にオフィスのリニューアルを考える際は、作業と休憩のメリハリがもたらす効果を念頭に、休憩スペースの設置を検討してみてはいかがでしょうか。それが新しい活力を生み出し、全体的な職場の活性化につながる可能性があります。

皆さんのオフィスでの創造力と活力が、新たな休憩スペースから生まれることを願っています。

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