オフィスの床材、どれが最適?業務効果との関連と選択方法を紹介
ノウハウ 2023.10.04

オフィスの床を思い浮かべると、グレーまたはブルーのようなモノトーンのカーペットが頭に浮かぶ人が大多数かと思います。 
しかしここ最近、オフィスデザインや機能向上を目指し、企業の特色に合わせた作業空間の構築を重視する動きが見られます。 
これに応じて、多種多様な床材がオフィスで導入され始めています。 だが、どの床材が適しているのか、また、自社に最適な床は何か、迷う方も多いのではないでしょうか。 
そこで、オフィス向けの床材の選び方と、業務に対する効果をご紹介します。



オフィスでの床の重要性

オフィスの内部構成要素の中で、床は不可欠な役割を果たしています。
床が占める面積の比率は大きく、訪問者の最初の印象やその場での作業感に影響を与える要素となっています。そのスペースの目的に応じて、選ばれる床材も異なるのです。
さらに、床の色やデザインを変えることで、家具や仕切りなしで視覚的なスペース区分けをすることが出来ます。
採用する素材の特性により、異なる効果を得ることも可能です。
床材の特性や選定基準については、以下でさらに深掘りしていきます。



オフィスの床、どう選ぶ?

オフィスの床を選定する際には、デザインや色合いだけでなく、使用する素材や設置場所も大切に考慮すべきです。
次に、素材の特点や使用目的に応じた選定のポイントを詳しく説明します。

 

素材による選択

床の素材によって、特色や特性は大きく異なります。多岐にわたる素材の中から、特にオフィスでの採用が多い3つの素材をご案内します。

 

タイルカーペット

この防音性に優れるタイルカーペットは、人の往来や物の動きが活発なオフィスエリアでよく選ばれる材料です。
騒音や声の反響を軽減するため、多人数が作業するオフィス空間に最適です。
色やデザインのバリエーションも豊かで、企業のコンセプトや予算に応じてカスタマイズが可能です。
軽量で取り扱いが簡単であり、汚れた部分だけの交換も可能なため、維持費やコスト削減の点で選択されることが多いです。

事例:株式会社ビートレーディング 様

 

ビニル製

ビニル製の床には、タイル形式のフロアタイルやロール形式のフロアシートといったバージョンが主に選ばれます。
木のようなデザインや石の模様など、デザインの選択肢が多く、価格も手頃です。
施工が簡単で、工事コストや時間を短縮できます。
水をはじく性質があり、掃除が水拭きだけで良いため、メンテナンスが簡単です。

事例:ソウルドアウト株式会社 様

 

天然の材料

木材や大理石などの天然素材を使用した床は、客を迎え入れるエリアなどで特定の部分で使用されることが多いです。
先に紹介したタイルカーペットやビニル製と比較して、価格は高いものの、高級感を醸し出すメリットがあるのです。
また、木を使用した床は、心地良さや暖かみを感じさせる空間を作り上げるので、リラックスエリアに取り入れられることも。

事例:株式会社SHIFT 様

事例:朝日プランニング株式会社 様

 

目的別の選択

オフィス空間は執務エリア、客室、会議室通路休憩エリアなど、場所ごとの目的が異なります。
目的に合わせて床材や色を変えることで、空間に変化をもたらし、わかりやすくすることができます。
床の材料や色を変えることで、仕切りを使用しなくても区分けすることができ、訪問者の誘導にも有効です。

事例:AIQ株式会社 様

事例:リスト株式会社 様

 

01.リラックスエリア

休息やリフレッシュを目的とするスペースでは、目に優しいアーストーンが推奨されます。
例としては、森林を思わせるグリーンや大地を思い起こさせるブラウンがあります。

 

02.通路や移動エリア

事例:三晃印刷株式会社 様

このエリアでは、明るく目立つ色が選ばれることが多いです。
例えば、白や明るいグレー、または黄色などの色が選ばれることが多いです。

 

03.会議室や客室

この場所では、高級感を持たせる色や素材が選ばれることが多いです。
例としては、深いブルー、茶色や黒などの色合いや、木材や大理石を使った床が考えられます。

 

オフィスの床選びにおける重要性

オフィスの床材を選定する際、ただのデザインに惹かれて選んでしまうと、後々問題が起きることもあります。
使用する素材の性質、場所の性格、そして将来のメンテナンスなど、多くの要因を考慮しましょう。
こちらでは、床材の選び方で気をつけたい点をいくつか紹介します。是非、参考にしてみてください。

 

維持のしやすさを重視する

床材の選択において、維持のしやすさが大切です。床材は長期間使用されるため、メンテナンスが容易で耐久性のあるものを優先すべきです。選んだ素材に応じて、維持方法が異なります。

例えば、タイルカーペットは埃がたまりやすく、定期的な掃除が必要ですが、部分的な交換が容易です。一方、ビニル素材は水で拭くだけで日常のケアが簡単です。床材の色については、白や明るい色は汚れが目立つため、注意が必要です。環境に合わせて、靴を脱ぐ習慣を導入することも考慮されるでしょう。

 

原状復旧が可能なものを優先

賃貸のオフィスの場合、契約終了時に床を元の状態に戻す必要が出てくることも。
一部の床材は、撤去が難しいことがあるので、慎重に選ばなければなりません。
簡単に取り外せるものや、直接床に置くだけのタイプを選択肢に加えておくことをおすすめします。

 

デザインのアプローチも考慮点として

床の施工時、一つの素材だけでなく、複数の素材を組み合わせたり、形状を変えてアプローチすることも可能です。
単一の素材にこだわらず、いくつかの選択肢を考慮してみることを提案します。

事例:日本ジェネティクス株式会社 様

 

オフィスの床デザインには、四角い形状だけでなく、三角形やカーブを取り入れるなど、多様な手法が考えられます。デザインの変更を通じて、柔らかい雰囲気やモダンな外観を持たせることで、会社のブランド価値を向上させることができます。

自社に最適な床デザインを模索する場合、専門家のアドバイスを受け入れることも賢明です。UNION TECを利用すれば、オフィスのニーズやブランドのイメージに合わせた適切なデザイン提案を受けることができます。デザインサンプルを参考にして、どのようなデザインが可能かを探るのもおすすめです。

 

まとめ

オフィスの床材選びは、ただの装飾ではなく、業務効果や作業の効率化、そして訪問者への印象を左右する大切な要素です。
床材の選定を行う際には、予算やデザイン、維持費やメンテナンス、そして使用する場所の目的をしっかりと考慮して、最適なものを選ぶことが大切です。
この記事を参考に、あなたのオフィスの床材選びに役立ててください。

 

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