オフィスデザインは会社の顔に注目! エントランスの工夫を!
ノウハウ 2023.11.13

第一印象が重要なのは、対人関係だけではなく、オフィスにもあてはまります。オフィスのエントランスは企業イメージを大きく左右します。

建物自体のイメージを操作することは困難な場合でも、オフィス自体のエントランスデザインによりさまざまな演出が可能です。

 

エントランスデザインはメリットだらけ!しないとデメリットだらけ?

事例:AIQ株式会社 様

事例:株式会社広和 様

実際の業務フローを考えると、クライアントにとっても社員にとっても、エントランスでの滞留時間は僅かなものです。クライアントにとっては、訪問時に受付に立ち寄り、担当者を待つ空間です。同じように、社員にとっても通勤・退勤時に通過するだけの場であり、特に社員通用口を持つオフィスであれば、営業担当以外の社員にとっては日常的な動線から離れた場所にある空間がエントランスです。このように、業務に直接影響しないように見える空間ではありますが、実はオフィスデザインで最も気を使うべき重要な場所がエントランスなのです。

というのは、自社の商品・サービスの詳細な情報よりも先に、企業全体のイメージを決めてしまうのがエントランスだからです。クライアントにとって、企業自体に好印象を持てれば、その商品・サービスは好意的な視点から評価することになります。エントランスは、このような「好意的なバイアス」を掛ける機能を担っています。

 

エントランスデザインは企業イメージを凝縮させる

事例:セルソース株式会社 様

事例:株式会社Y’s & partners 様

事例:株式会社メディアフォース 様

そのようなエントランスの機能を考えると、そこには企業イメージを視覚的に表現することの重要性が浮かび上がります。商品・サービスの機能は人間の理性に訴えかけるものですが、エントランスでは企業イメージを感覚的に訴求します。

企業イメージはコンセプトという形で言語化されることが一般的です。このような抽象的なイメージを、色や形という物理的なものに変換する行為をデザインと呼びます。効果的なデザインのためには企業イメージを明確にしておく必要がありますが、そのような企業イメージは自社の扱う商品・サービスによって異なります。例えば、旅行業を営む企業のオフィスエントランスであれば、旅行という非日常的な行為を連想させる刺激的な空間の設えが必要でしょう。対照的に、法律関係業種のオフィスであれば、信頼感や安定感を感じさせる重厚な設えが期待されます。

効果的なエントランスデザインを考える際には、今一度自社の企業コンセプトを明確にする作業も同時に行うほうが良いでしょう。

 

エントランスに必要な広さは?

事例:テテマーチ株式会社

エントランスに必要な広さの一般的な基準はありません。

自社ビルの場合であれば、ある程度広い面積が確保できる可能性はあります。設計段階の意見交換の場で、エントランスの重要を強調する効果的なプレゼンテーションに成功すれば、余裕のある面積が割り当てられるかもしれません。

しかしながら、一般的な賃借の場合、スペースは限られており業務スペースが優先されることも多く、エントランスに割り当てられる面積は相対的に少ないものとなります。

とは言え、エントランスに必要な機能は、企業イメージの好印象を与えることなので、広さは関係ありません。開放的なイメージを強調したい場合の重要なポイントは、実際の空間的な広さではなく、開放的な印象を与えるデザインを採用することにあります。例えば、壁面に鏡を取り入れたデザインは視覚における錯覚を誘発し、空間を広く感じさせる効果があります。

狭い空間を広く感じさせること。ここにオフィスデザインの大きな意義があります。

 

エントランスにおすすめの素材と色

事例:株式会社スペースマーケット 様

事例:株式会社エムアイメイズ 様

どのような業種であっても、エントランスデザインで第一に重要なのは素材の「品質」と「仕上げ」です。予算の許す限り、高品質の素材を用いましょう。同じように重要なことは、丁寧な仕上げとなるように工程管理・労務管理に十分な人材と資金を投入することです。いかに高品質な素材であっても、仕上げに問題があればその良さが伝わりにくくなります。この点は、絵を描くだけではなく、しっかりした施工管理能力を持つデザイン事務所を採用すると間違いないでしょう。

また、色については、一般的にはコーポレートカラーをメインに考えます。自社のロゴマークやwebサイトに使われているコーポレートカラーの色体系が基本となります。その色体系を直接採用すれば、従来の企業イメージを強く訴求するエントランスとなり、新規性の高いキャンペーンなどで一時的に新しい企業イメージを打ち出す必要がある場合には、意識的にコーポレートカラーとは違う色体系を用いてデザインする場合もあります。

 

明るいエントランスを演出するには照明や小物で

事例:リストインターナショナルリアルティ株式会社 様

事例:株式会社HAL 様

建築空間の明るさを確保するには、天井を高くし、開口部を大きく取るのが一般的です。

ただし、多くのオフィスでは物理的な制限も多く、天井高や開口部について自由に操作出来る可能性は低いと思われます。そこで活躍するのが、照明や小物たちです。特にエントランスでは感覚に訴えかえるデザインが重要ですので、照明の役割には大きいものがあります。

室内照明には「直接照明」と「間接照明」があります。ペンダントやシャンデリアなど天井から吊るしたり、ダウンライトなど天井そのものにビルトインされたりするタイプの直接照明は強い印象を与える照明です。そして、その照明器具自身が物理的なデザイン要素の一部となります。これに対し、フロアライトやウォールウォッシャーなどの間接照明は、主に空間全体の雰囲気を生み出すことに役立ちます。エントランスの明るさを強調したい場合には、間接照明の活用がポイントです。

エントランス内の明るい場所と暗い場所のコントラストを低くするように照明器具を配置すると、明るく開放的な印象の演出が可能となります。

 

 

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