オフィスレイアウトの間仕切りはどんな素材がおすすめ?
ノウハウ 2024.01.17

オフィスレイアウトの際に、ローパーテーションではなくハイパーテーションで仕切ろうとすると、素材選びで迷うことがあるかもしれません。ハイパーテーションは目に触れる面積も大きく、コストも掛かるため、適切な性能の間仕切りを選択したいものです。間仕切りの素材の種類とその特徴を知って、選ぶ時の手掛かりにしましょう。

 

間仕切りの選び方でオフィスのイメージは大きく変わる

事例:株式会社Magic Moment 様

オフィスの空間を仕切る間仕切りは、スタッフの集中力やコミュニケーションの取り方、プライバシーの確保などさまざまな方面に関わります。

デスクがただ向かい合って並んでいるよりも、ローパーテーションをひとつ挟んだだけで、仕事の能率がぐっと上がることがあります。間仕切りがスタッフのイメージに与える影響というのはなかなか大きいのです。また間仕切りを利用すれば、オフィス内に後から更衣室や会議室などを作ることもできます。オフィス使用の変化に柔軟な対処がしやすいのも、間仕切りを利用するメリットとなるのです。

オフィスレイアウトに使われる間仕切りの素材にはいくつかの種類があり、コストや性能、加工の容易さなどについて違いがあります。オフィスレイアウトで比較的設置や撤去が簡単なローパーテーションではなく、ハイパーテーションでレイアウトする場合は、素材の特徴を知っておくと、選択が楽になるでしょう。

 

低コスト!LGS壁の特徴

LGSとはLight Gauge Steelのことで、軽量鉄鋼を骨組みに使っている間仕切りです。その骨組みに石膏などの不燃ボードとクロスを貼るので、耐火性に優れ、豊富なデザインを選択できるという特徴があります。LGS壁はリフォームの下地にも使われ、コストが低くて表面の加工がしやすく、さらに壁の内部にも用途に応じて材質を加えられます。

ミーティングルームを作るために設置したいという時には、防音材を壁の内部に挟むことで、防音性の高い部屋をローコストで作ることが可能となるのです。他にも、ガラスを挟めば部分的に光を取り込み明るい印象を演出できるなど、アイディア次第でレイアウトの幅が拡がります。

LGS壁はその名の通り、パーテーションというよりは壁に近い間仕切りです。そのためしっかりした作りになるのですが、一度設置すると移動させることができません。そこで設置の際にはその点を踏まえ、場所の検討をきちんとする必要があります。

 

耐久性が高い!スチールパーテーションの特徴

参照:パーテーションラボ(アイピック株式会社)より

スチールパーテーションは、間仕切りの骨組みがスチールで、骨組みが挟んだ2枚の石膏の不燃ボードを、スチールパネルでカバーしている構造になっています。

どっしりした存在感があり、スチールという素材のために耐火性に秀でた性能を持っています。石膏ボード2枚が、密閉空間を形成しているので遮音や保温性も高いですが、中に吸音素材などを入れてその性能を向上させることもできます。金属のつなぎ目がボードで覆われ目立たず、金属カバー製のため壁自体をマグネットボードとしても使用できるといった、見た目の美しさと実用性を合わせ持ったパーテーションです。表面にクロス加工を施せるため、硬質さや冷たいイメージを抑えることも可能です。

スチールパーテーションは、オフィスレイアウトを変更する必要が出てきた時に、解体し移動させることができます。ただしスチール製なので、それなりに重量はあります。耐久性についても優秀ですが、その分コストはやや高めになっています。しかし不燃などの性能から、高層ビルのオフィスといった防火基準が厳しいところでも安心して設置できます。

 

レイアウトの変更が簡単!アルミパーテーションの特徴

事例:キャシュモグループ 様

事例:合同会社バイブリーアニメーションスタジオ 様

事例:株式会社メディアフォース 様

骨組みがアルミ製のアルミパーテーションは、ハチの巣のような構造のハニカムボードを仕切りの壁としています。そのため、他のパーテーションより少し防音性などは劣りますが、軽量でコストが安く、施工期間も短いので設置しやすい間仕切りです。壁となるパネルのバリエーションが豊かであることと、軽くて移動が容易なために、レイアウトの変更をよく行う必要のあるオフィスに適しているといえます。

重厚感のあるパーテーションは高級感を醸し出しますが、同時に圧迫されるようなイメージを覚えることもあります。しかし、アルミパーテーションは、ローパーテーションの延長のような雰囲気で設置できるので、空間に風通しの良さを印象付けたい場合にも向いているのです。変化を必要とする職種で、カラーや設置場所など多様なレイアウトのニーズを盛り込みたいオフィスなどに、対処しやすいパーテーションとなります。

 

機能性とデザイン面で会社とマッチしているものを選ぶ

間仕切りは、ただ仕切るための壁を作れれば良いというものではありません。

何を目的として空間を分けるのかを考えると、適した機能やデザイン性というものが浮かび上がってきます。すべての間仕切りを画一的に重厚にすれば、オフィスの高級感は増しますが、場合によってはスタッフにプレッシャーを与えることにつながるかもしれません。またコストだけを重視して素材を決定すると、なげやりなイメージになって士気が落ちるリスクもあります。仕切りたい空間の目的や社風、デザインのしやすさやレイアウト変更の頻度などを、総合的に判断する必要があるのです。

適切な間仕切りはスタッフのプライバシーを確保し、居心地の良さを作って仕事の能率を高めてくれます。その効果を発揮させるためには、それぞれのパーテーションの特徴を把握して、用途や場面にマッチしたものを選択することが大切です。コストと性能のバランスを図りながら、適切なものを選びましょう。

 

 

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