オフィスのデスクレイアウトは業務内容で決まる!
ノウハウ 2023.11.13

オフィスのレイアウトを検討する際、ロッカー複合機などの場所についてはじっくり考えても、デスクの配置については、機械的に人数分を島型に並べてしまっているということはないでしょうか。 実は、デスクレイアウトは業務内容に合わせて柔軟に考える必要があるのです。

 

様々なデスクレイアウト

事例:株式会社アクシス 様

オフィスにおけるデスクのレイアウトには、様々な形があります。ここでは、代表的な5つのレイアウトをご紹介しますので参考にしてみてください。

 

島型

昔から多くの会社で採用されてきたレイアウトです。机を向かい合わせに配置し、部署やチームなどの単位で島を作ります。同じ仕事をしている人が集まる形になるため、声をかけやすく、隣や向かいの席の人などとコミュニケーションを活発にとることができます。通路に沿って椅子が並ぶ形になるため、スペースをとらずに多くのデスクを配置できるというメリットもあります。

事例:株式会社ビートレーディング 様

事例:株式会社アミット 様

 

ブース型

机周りに簡易的な区切りを作って、ひとりひとりが独立して働けるようにするデスク配置です。完全に周囲から遮断されるわけではないものの、集中して作業に取り組めるため、個人作業の多い職種に向いています。

 

フリーアドレス

オープンなスペースを用意して、誰でも好きな場所で働けるというスタイルのオフィスレイアウトです。社内にいない人のデスクを確保しておく必要がなくなるため、少ないスペースで効率的に働くことができます。しばしばチーム編成が変わったり、企画によって異なる仲間と組んで働くような業種に向いています。

事例:株式会社アクシス 様

事例:株式会社データX 様

 

同向式

セミナールームのように、同一方向を向いた長机をずらりと並べるデスク配置です。コールセンターなどで採用されることの多いレイアウトです。個人の作業が中心で、それを管理者が一括してチェックするというようなオフィスに適しています。

事例:サンブロードバンド株式会社 様

 

背面対向式

背中合わせに机を配置する方法です。正面に人がいないため、自分の作業に集中しやすい環境を作れます。また、ブース型のように完全に区切られていないため、周囲とのコミュニケーションも適度にとることができます。

 

島型配置にもいろいろある!

オフィスのデスクレイアウトにおいて、最も広く採用されているのは島型配置です。ただし、単に島型と言っても、「リーダーの席の位置」、「チームごとの島を構築するか否か」、「個々の島を作るのか」など、具体的な構築方法には検討すべきポイントが複数存在します。

チームごとに島を構築すると、協力関係や一体感が生まれやすくなりますが、チーム構成の変更がある度にデスクの再配置が必要になるかもしれません。この問題を解決するため、同様に島型であっても、デスクの配置を固定する「ユニバーサルプラン形式」を導入する企業も増えています。このスタイルは、柔軟性を持ちつつ、デスクの安定性を確保することができる利点があります。

 

「個人型」と「チーム型」、どちらが良いか

「個人型」と「チーム型」、どちらが良いかについて、デスクの配置においても考慮すべき要素が存在します。

個人の仕事が主体である業態では、ブース型や同向式の配置が採用され、これにより個々の作業に集中しやすくなります。一方で、チーム型の仕事が主体の場合は、島型や背面対向式が適しています。ただし、背面対向式やブース型レイアウトは広いスペースが必要となり、オフィスの面積を確保できるかが重要です。スペース確保が難しい場合は、島型配置のデスクに仕切りを設けて簡易ブース型にするなど、柔軟かつ効率的なデスク配置を考慮することが重要です。各タイプの特徴を兼ね備えたデスク配置を検討し、業務の性格やオフィス環境に合わせた最適なスタイルを見つけてください。

 

デスクレイアウトによってデスクの種類も変わる

デスクレイアウトが変わると、それに合わせてデスクの選択肢も変化します。

典型的な島型配置に適したデスクは、背面対向式でチームごとにブースを構築するのには向いていません。同じデスクを使用して異なるレイアウトを構築することはできますが、場合によっては、デスクそのものを買い替える必要が生じることもあります。

デスクレイアウトは慎重に計画し、自社の業務に最適な形態を考えることが重要です。柔軟性を持ちつつも、効率的で快適なオフィス環境を構築するために、デスクと配置の相互関係を考慮することが必要です。

 

まとめ

オフィスのデスクには、様々な配置方法があります。同じ社内であっても、業務内容が異なれば適したデスクレイアウトも変わってくるでしょう。オフィスの面積やデスクの種類も考え合わせながら、最適なレイアウトを検討しましょう。

 

 

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