オフィスが会社にとっての洋服であれば、オフィス家具は個性やセンスを表現するための小物やアクセサリーといえるでしょう。機能性を追求したオフィス家具は高い効率性が感じられますが、肩の力を抜いたような遊び心が会社に好印象を与えることもあります。きっちりとしたなかに遊び心も感じさせるオフィス家具を選ぶにはどんなところにポイントがあるのでしょうか。定番にワンポイントを加えたハイセンスなオフィスを目指しましょう。
キャビネットは、ファイルなどを収納することができるオフィス家具の代表的なアイテムの1つです。一般的なタイプは、スチール製のものになります。またキャビネットにはいくつか種類があり、前面の仕様がそれぞれに異なります。よく選ばれるものとしては、引き違い扉が設置されたものや引き出しタイプになったものが挙げられます。またはそれらを上下に組み合わせて使用することもあります。引き違い扉には中が見えるタイプや見えないタイプもありますが、頻繁に使用するファイルや資料などを収納することが多いようです。引き出しタイプは機能性を重視していて、名前別に顧客ごとのデータやファイルなどを使いやすく整理することができます。
さらに壁際に固定できるキャビネットや、キャスターが付いていて動かせるサイドキャビネットなど、種類もたくさんあるので使用目的に合ったアイテムを選びましょう。
キャビネットにはものを収納する以外に、オフィスレイアウトを決めるうえでの間仕切りとしての機能も見逃せません。オフィスレイアウトでは、部署ごとに空間を区切りたくなることもあるでしょう。そのときに、天井まで完全に遮るのではなく、例えば歩いているときには見渡せるのに腰掛けて作業をするときはしっかりと空間を区切ることができるようなレイアウトも、キャビネットの高さを少し変えることで簡単にできます。
もう少し遊び心を演出したいのであれば、キャビネットの材質をスチール製ではなく他の素材に変更してみましょう。それだけでも雰囲気が変わるので、試してみると個性あふれる空間が作れるかもしれません。
オフィスでのデスクワークに欠かせないもののひとつが椅子です。長時間使用することが多く、また作業効率の面や体への負担面からも慎重に選びたいオフィス家具のひとつといえるでしょう。
オフィス家具としての椅子には、大きく分けると2つのタイプがあります。1つがデスクワークに最適な作業性の高い椅子で、もう1つが応接室などで使いたいソファーのような快適性のあるものです。特に、デスクワークを行う際に気をつけたい椅子の選び方は、座面の材質にあります。包み込むようなホールド性の高いものは、短時間の使用であれば快適ですが、長時間使用する際には意外にも疲労がたまりやすくなります。ポイントとなるのは骨盤の向きで、尾てい骨が座面に当たるのではなく、しっかりと骨盤が立つことで背筋が伸びるものがおすすめです。そのため足の裏が床にしっかりと着き、安定するものを選びましょう。オシャレな椅子を選ぼうとして、デザインだけで決めてしまうと、座ったときにしっくりと来ないばかりか、疲れやすく作業効率も上がらない事態にも陥ります。
リラックスするために使うのか、それとも快適ながら集中力もアップさせたいのか、用途や目的が分かっていれば、選び方も自然と決まってくるでしょう。
オフィスの中で意外と面積を占めるのがデスクやテーブルではないでしょうか。オフィスレイアウトを考えるうえでも、デスクの配置で印象が決まるといっても良いほど、重要な意味を持つアイテムのひとつです。
まず考えたいことは、デスクの天板の広さです。広い方が自由度は高くなりますが、レイアウトに占めるデスクの割合も増えてしまうとオフィス全体がどうしても野暮ったい雰囲気になります。そこで、日常のビジネスワークをイメージして、作業性を損なわない天板の広さをあらかじめ確認しておきましょう。場合によっては、作業内容に合わせて使用するデスクを変えて、広いスペースが必要になるときは大きめのテーブルを配置することでオープンな雰囲気を出すのもポイントになります。
さらに、デスクに備え付けの引き出しを付けるのか、移動式のサイドキャビネットなどで賄うのかなどでもオフィスの雰囲気は変わります。整いすぎた配置は窮屈さを感じさせますし、自由度が高すぎるとまとまりがなくなりオシャレさも出てきません。デスク選びは機能性も見逃せないポイントですが、少し選び方を変えて大きさや色合い、材質などに注目してみると、自分に合ったアイテムが見つかることでしょう。
オフィスの広さによって、レイアウトの仕方や自由度も異なるのが一般的です。しかし、統一感や遊び心を巧みに取り入れることでオフィスレイアウトは無限の可能性を秘めています。
オフィス家具を選ぶときに使いやすさや機能性に注目するのは当然ですが、オフィスに配置したときのことを考えてみると選び方も変わってきます。特にオフィスレイアウトでは、目線の動きが重要になるので、どこまで開放的にレイアウトし、どこからは見せない工夫を施すのかを意識すると、全体にもメリハリが出てそれぞれのオフィス家具が本来の役割以上に存在感を発揮することが期待できます。
きっちりと整った部分にほどよく遊びを加えることで、堅苦しさのないスッキリとしたオフィスレイアウトを目指しましょう。
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