オフィスレイアウトはどうつくる?3つの基礎知識
ノウハウ 2023.07.06

オフィスレイアウトのつくり方 
〜作業効率とチームワークを引き立てるマジック〜

 

オフィスレイアウト、あるいは空間レイアウトは、単に見た目が美しいだけでなく、作業効率やチームのコミュニケーションをも左右する重要な要素です。美しく整えられたオフィスは魅力的ですが、より重要なのはその配置があなたのビジネスの効率性とチームの連携を高めるかどうかです。そこで重要となるのが、レイアウト計画の過程で企業の特性を細かく考慮し、それに基づいてオフィスを設計することです。

ユニオンテックでは、このプロセスにおける「目的に即した体験設計」と「シミュレーション」を得意としいています。

多くのお客様から「ユニオンテックの企画力・表現力に感銘を受けた」とのお声をいただき、私たちはそのエールを糧にしています。
ただし、オフィスの空間レイアウトの設計という基礎があってこそ、そのアイデア力が本来の力を発揮するのです。顧客のニーズや理想的な組織像を探り、それに基づいた空間レイアウトを設計することが、効率と美しさを両立する最初の一歩となるのです。

それでは、我々が具体的にどのように空間レイアウトを考えるのか、そのポイントをいくつかご紹介します。

 

1. ゾーン分け

オフィス空間を設計する最初のステップは、ゾーン分けの計画です。

ゾーニングとは何かといえば、オフィスの空間を効率的に区切り、それぞれのエリアに明確な目的を設定するという考え方で、オフィスの実用性、効率性、そして何よりも快適さに直結します。

作業スペース、経営陣のスペース、ミーティングスペース、応接スペース、カジュアルな会議スペース、エントリースペース、リラクゼーションスペース、コピー・FAX機設置スペース、ロッカーエリア、給湯スペースストレージスペース、などなど…

そして、区切ったそれぞれのエリアの関係性も重要です。例えば、セキュリティの観点から、ワークスペースと来客スペースは離れた位置に配置することが考えられます。
また、給湯スペースと来客スペースを近くに設けると、接客がスムーズに行えます。ユニオンテックでは、こうした具体的な考慮事項に基づき、各スペースのゾーン分けを行います。まさに「顧客の一員となって考える」視点が、効率的な空間配置の実現に直結します。

 

ゾーニングの要素とは何か?

ゾーニングの具体的なアプローチは、オフィスでの活動や、各部門、職種によります。たとえば、集中して仕事に取り組む社員のためには静穏なエリアを設ける必要があります。一方で、クリエイティブな仕事を行うスタッフは、リラクゼーションを可能にする空間を必要とします。さらに、会議やプレゼンテーションを行うための特定のスペースも確保する必要があります。

以下に、ゾーニングの主な要素を挙げます:

• 空間の有効活用:スペースを賢く利用することで、社員がより効率的に働ける環境を作り出し、同時に会社の費用を抑えることができます。

• 音響管理:ノイズや音量の管理も重要です。例えば、電話応対のためのエリアは、特に静かに保つ必要があります。

• 照明:明るい照明を使用し、なるべく自然光を取り入れることで、職場の快適性を高めることができます。

• 移動の容易さ:社員が簡単に移動できるように、レイアウトの設計を考えることが重要です。

 

ゾーニングが適切でないとどうなる?

では、ゾーニングが適切に行われていないと、どのような問題が生じる可能性があるのでしょうか?

• 集中力の低下:社員が仕事に集中するためには、静かな空間が必要です。しかし、適切なゾーニングが行われていないと、他の人の音や動きに気を散らされ、集中力が低下する可能性があります。

• コラボレーションの不足:創造的な仕事を行う職種の場合、アイデアを共有するスペースが不可欠です。しかし、ゾーニングが適切でなければ、十分なコラボレーションが行われず、アイデアの発生が阻害されることもあります。

• スペースの浪費:不要なスペースが確保されていたり、スペースが最大限に活用されていない場合、企業のコストが無駄に増えてしまうリスクがあります。

• 安全上の問題:火災や地震などの緊急事態に備えて、社員が安全に避難できるように、レイアウトを設計することが必要です。もしゾーニングが適切でなければ、安全上の問題が発生する可能性があります。

 

2. 人の流れの計画

次に重要なのは、人の流れの計画です。これは建物内で人々が自然に移動するルートの計画で、全体的なレイアウトに大きく影響します。人々の移動ルートが複雑だと、効率性が損なわれ、コミュニケーションの妨げにもなります。逆に、移動ルートが単調すぎると、人々の衝突の危険性が増します。

法律で定められた通行幅や避難通路などの必要条件もきちんと考慮しながら、人々の自然な流れを考えて計画を進めていきます。この部分は非常に重要で、後から問題が浮上すると大変です。安全を確保するためにも、レイアウト設計は専門家に任せることをお勧めします。

 

3. 詳細なレイアウト寸法

人の流れの計画が整ったら、次に具体的なレイアウトの構築に取り組みます。どのような寸法が使いやすいかを把握しておくと、オフィス移転やレイアウト変更の際にも役立ちます。

例えば、デスクを背中合わせに配置する際、快適なデスク間の幅は1m80cm、最低でも1m50cmが必要です。また、デスクを並べて配置する際の快適な通路の幅は90cm、最低でも60cmとなります。これらの基準を踏まえて、具体的なレイアウトを検討します。

 

以上のように、オフィスの空間配置は段階的な設計と考慮が必要な作業です。ゾーン分け、人の流れ、そして具体的なレイアウト…。
これらを丁寧に行うことで、心地よいオフィス環境を創り出すことができます。そして、それが作業効率やチームワークを高め、結果として会社の成長につながるのです。

我々ユニオンテックは、それぞれの企業の特性やニーズを理解し、理想的なオフィス空間を実現するために全力を尽くします。あなたの企業に最適なオフィス空間を一緒に創りましょう。ご相談やご質問がありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。

あなたの企業が次の一歩を踏み出すための、最高のオフィス環境を一緒に創り出しましょう!

以上、この記事がオフィス配置や空間配置の計画に役立つことを願っています。次回も、有用で具体的な情報をお届けすることをお約束します。さらなる詳細や具体的な事例について知りたい方は、ぜひ当社までお問い合わせください。

 

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