株式会社SHIFT 様

自分の会社を自信を持って案内できるということは、本当に幸せですね

今回のオフィスではコミュニケーションがさらに促進される空間づくりを目指しました。社員にはとても好評です。皆で一丸となって益々飛躍できるよう、気力に気力に満ち溢れてくるに違いありません。

オフィス空間は、ブランディングとして会社のため、社員のために最適化することが肝要であると改めて感じました。

キャッチボールと趣向の合致

温かみが感じられる居心地の良さを重視していました。そのために質感や素材にこだわりぬきましたが、良いものを使用しながら、装飾華美にならないよう上質で落ち着いた空間をつくりたい。「儲かっている」という感じを与えたくないけれど、洗練された空間にしたい。 言葉にすることはとても簡単ですが、それらをプロとして表現してくれることを期待して全面的にお任せしました。

ユニオンテックと弊社のお付き合いは、このオフィスではなく前回の移転改装を手掛けていただいたところからです。2回目のお仕事なので、前回打ち合わせ初期にコンセプトをお伝えし見事に表現していただいた経緯もあり、「キャッチボールがきちんとできて趣向が合致する会社だな」ということがわかっていたんです。ご提案いただく前からすでに今回のプランも信頼していました。

デザインとアイディアに惚れ込んだのはもちろん、提案力やオフィステナント物件の管理側にまで交渉してくれる問題解決力…すべてが自分に刺さりました。おかげで振り切ることができたので、とても清々しい気分ですね(笑)

アイディアを実現させる力

弊社は海外のクライアントが多いこともあり、今回の新オフィスではインパクトがあり日本的イメージを与えられるエントランスを作りたかったんです。 自分はもとより社員のモチベーションが上がるような、来客の方々が驚くうようなエントランスに対する仕掛けを少し工夫したいと考えていました。

「松」=「待つ」という言葉遊びからの発想なんですが、人、モノ、情報が集まる場所に本物の松を植えたいという要望をデザイナーさんにお伝えしました。 松の木をそのまま設置することは物理的にも育成的にも厳しい。盆栽のアートでも定評のある著名なフラワーアーティストの方に依頼しました。最終的に選んだ盆栽は70年ものの五葉松でした。幹・土・苔は本物をそのまま使用し、葉は巧妙なフェイクに植え替えてあります。見た目のインパクトや佇まいなど、全てがオフィスを象徴する唯一無二のオブジェになりました。

イタリアで松は合理性の象徴でもあります。企業理念を表す意味でも、このエントランスはとても満足のいく仕上がりですね。 床にはアメリカのウイスキー工場で実際に使われていたアンティークフローリングを輸入して、そのまま使用しています。この木の風合いとテイストを合わせるために、壁面にはレンガ調のタイルを貼ったりして、空間に一体感を持たせています。

たくさんのこだわりを詰め込んだので、少し贅沢すぎたかなと思いましたが、まわりからの評判はかなりよくて本当に満足しています。お客様を迎える会社の顔として、社員が毎日出入りする玄関口として、全体的に落ち着いていて個性もある素敵なエントランスになりました。

 

メリハリをつけるポイント

ユニオンテックへ依頼してよかったと思う点は、造作家具にもあります。 コンセプトの象徴である松の盆栽を取り囲む大型のソファ。 既製品では対応することができず、サイズや張地、フォルムなど、細部に到るまで完全なオリジナルです。結果として、見たことのない迫力の存在感を放っていますね。自分たちの事業とコンセプト、趣向を理解してくれる会社でなければできないことです。 l空間デザインと造作家具、このどちらにも対応できるトータル力が、ユニオンテックのオフィスデザインの強みですよね。

前述の通り、華美になることを避け、初めて来訪された方でも落ち着く大人の空間をイメージしたい。素材にこだわるという点は外せませんが、コストが青天井でももちろん困ります。逆に、上手くコストダウンを図りつつ、見栄え重視ができた箇所も随所に存在します。例えば会議室の椅子がそうです。デザイナーズ家具ですが、すべて中古品にて自前で調達したものです。気に入った物の数が上手く揃ったことに安堵しています(笑) こうして施主が自ら調整することも可能なのです。 家具であれば、イメージのアドバイスを受けつつ自分で探すこともできますよね。

そんな要望にも柔軟に対応して頂けたので、設計を依頼する際に躊躇せずに伝えたのがよかったと思っています。 限られた時間とコストを有効に、そしてかけるところと削るところの微妙なバランスをとることで、満足度の高い空間に仕上がりました。

素敵なデザインのオフィスを作る会社は、他にもあると思います。しかし、ユニオンテックが他と際立って異なるのは、クライアントの想いや理想をカタチにするために絶対に「NO」とは言わない点です。どうすれば解決するか、求める応えが出せるかを、とても親身に話を聴いたうえで提示してくれるのです。

会社にいる時が幸せ、と思える場所に

オフィスを考えるとき、まずはロケーションとファシリティを何より重視します。これだけは後から絶対に変更がききませんから。

さらに空間、内装には注力します。そちらにコストをかけるべきで、不動産物件そのものには、コストパフォーマンスを最優先としています。

その甲斐あって、こうして、想いがカタチになった空間となりましたので、とても満足しています。自分の会社を自信を持って案内できるということは、本当に幸せですね。完成の引越し前から早くここで働きたくてうずうずしていましたので(笑)

 

この記事のプロジェクト

SHIFT

ご相談は
こちら