ミーティング・テーブルを選ぶときに、重要視してほしいポイント
ノウハウ 2023.11.13

アイデアや情報を共有、スケジュールの確認や大切な報告などをする場としてオフィスに会議室は不可欠です。

会議室のあり方は近年さまざまに変化していますが、内装イメージや仕切り方だけでなくミーティング・テーブルも多様化が見られます。ミーティングや打ち合わせにも使いやすくおしゃれな空間にするにはミーティング・テーブルをどう選ぶかがポイントです。

ここではオフィスや目的に合ったミーティング・テーブルの選び方について考えてみましょう。

 

使う人数と用途をしっかりと押さえた失敗しないテーブル選び

事例:株式会社ソードケインズスタジオ 様

事例:株式会社データX 様

事例:キャシュモグループ 様

事例:株式会社アクシス 様

事例:株式会社WIND-SMILE 様

ミーティング・テーブルを選ぶときに基準にしたいのは使う人数です。少人数で使うのか、それともある程度まとまった人数で使うかでデザインやタイプはまったく変わってきます。

2~4人程度の人数でいつでも気軽に使うテーブルであれば、丸型や正方形のものがおすすめです。この形状は場所を取りにくいのでオフィスの共用部分にも起きやすく、いつでも気軽に意見交換の場に変化してくれます。

5~10人程度の人数で使うことが多く、場合によってはそれ以上の人数での会議が行われるなら、10名程度が着席できる長方形のテーブルを必要分置くのもいいでしょう。普段は離しておいてそれぞれのグループで使い、人数が増えたときにつなげて使えるという良さがあります。

ミーティング・テーブルは重厚感のあるデザインのものから明るい色調のポップなものまでさまざまです。クリエイティブな発想が必要な場合には創造を引き出してくれるようなデザインのテーブルがおすすめでしょう。

会社の方向性など重要な会議には落ち着いた色調や素材にするなど、使う人数や用途に応じて選ぶことが賢明です。

 

1人分のスペースを見極めることが一番大切!

事例:株式会社広研 様

テーブルのサイズを決めるときに参考にするのは、座る人数だけでは不十分です。

1人分のスペースがどれくらい必要か見極めをしましょう。特に10名以上で使うような大型のテーブルの場合には、ついつい椅子の数を多めに詰め込んでしまうことがあります。

また、向かい合ったときの必要な空間を把握していないと圧迫感のある会議室になることが考えられます。ミーティングや会議に使うシステム手帳やノートパソコン、タブレットなどを置くことを考えれば、最低300mm程度の奥行きが必要です。これにパーソナルスペースを考慮すると、対面したときに750~800mmスペースを取ることが理想的なので、対面で使う場合の必要なテーブルの奥行きは、最低でも750mmあった方が良いと言えます。

左右の間隔にいたっても、隣席から適度な距離を開けるのが望ましいでしょう。パソコンを操作したりしてもぶつかることがなく、自分の席を立つときにスムーズに動ける空間が必要です。会議室自体が狭い場合でも1人当たりに必要な最低のスペース確保ができるようにしましょう。

 

人数によってすぐに決められるテーブルのサイズ

会議用のテーブルは大きなものになればなるほど使う人数の判断に迷うことがありますが、人数に応じて簡単に決められるテーブルもあります。

4名程度で使うテーブルは大きさの上限も限られていることが多く、ほとんどが椅子とセットで用意されているのが特徴です。正方形のものなら1辺が750mmまたは900mmというサイズが一般的です。家具メーカーによってはこれより前後するものも見られますが、少人数でのミーティング・テーブルならこれを基準に決めましょう。「狭い空間に置くのか」「余裕を持って座るのか」で選ぶサイズを変えればいいのです。

丸型のものも同じ感覚でサイズを選ぶことができます。置き場所を工夫すればミーティングだけでなく休憩や空間を変えて1人で作業したいときのスペースとしても使えて重宝です。普段は4名程度で使うのが目的でも、長さに余裕を持たせて1,300~1,500mm程度のものを選んでおくと、必要に応じて6~8名で座れます。椅子の数をあらかじめ固定させてしまうか、柔軟性のある使い方をするかで決めましょう。

 

意外と見落としがちな会議室の通路スペース

事例:DCM ベンチャーズ 様

ミーティング・テーブルについて説明してきましたが、テーブルのタイプやサイズだけにこだわってしまってはいけません。

周辺に十分な空間がとれることも重要です。着席できるのはもちろんですが、座ったときに背後の通路が確保できるサイズにしましょう。必要なサイズを出すには、テーブルを決める前に会議室のサイズを正確に測っておくことです。そこから通路として必要な寸法を差し引けばその空間に設置可能なテーブルのサイズが出ます。使う人数や1人当たりに必要なスペースを考慮した最低のサイズと、部屋全体の大きさで考えたときの最大のサイズを考えておきましょう。

そしてもうひとつ忘れてはいけないことがあります。それはテーブルの搬入ルートです。特に天板が1枚になっている大型のものは要注意です。会議室には余裕で置けるものでも、そこまでの通路が狭いのではせっかく決めても搬入ができません。これは意外と見落としがちな部分なので何度も確認しましょう。

搬入方法や適切なサイズ感がつかめないときにはデザイン会社に任せてしまうのも良い方法です。オフィスにあった搬入方法や設置方法も提案してくれることが期待できます。

 

 

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