La villa Hiroo 様 | クリニックデザインインタビュー

唯一無二の美容クリニックが実現する
海外リゾートを彷彿とさせる特別な空間

美容クリニックが増加する中、それぞれの特徴を活かした差別化が求められる時代です。
「子育てをしながら美しさを保ちたい」という自身の願いと、同じような想いを持つママたちをサポートしたいという想いから、新たなクリニックが渋谷区広尾に誕生しました。

「自分がずっと働きたい場所をつくる」

「自分が通いたいクリニックをつくる」

このシンプルで力強い理念こそが、唯一無二の美容クリニックを形作る原動力です。本物の素材やアートを贅沢に取り入れた空間は、他にはない特別な居心地の良さを実現しました。
訪れる人が心からくつろげる、究極の空間を目指した空間づくり。
その開業に込めた熱い想いについて、永峯祥子院長にお話を伺いました。

La villa Hiro-o 
永峯 祥子 院長

家族との時間と医療の両立を求めて

開業を決意したきっかけの一つは、二人の小さな子どもたちの存在でした。家族との時間を大切にしながら、医師として医療にも全力を注ぎたいという想いがありました。しかし、勤務医として働く中で時間の制約が大きく、仕事と家庭を両立するのが難しい場面も多々ありました。そのため、より効率的に仕事と家庭を両立できる方法を模索し、職場と自宅が極力近いエリアで新しくクリニックを開業することを目指しました。

今回、広尾という渋谷区の好立地でクリニックを開業できたのは、まさにご縁だったと感じています。物件が紹介された際、その広さに少し驚きました。新規開業には大きな勇気が必要で、当初はこの物件の半分の広さでも十分だと考えていました。しかし、この立地との出会いは私にとって大きなチャンスだと感じ、この広さを活かして理想的な空間を作りたいと決意しました。自宅からわずか3分という便利な場所に位置していたため、独立開業には理想的な物件だと確信しました。

また、私は昔からリゾートホテルの雰囲気が大好きで、そうした空間で働きたいという想いも抱いていました。リゾート地のゆったりとしたくつろぎの空間は、心身をリラックスさせる特別な時間を提供してくれます。私も、そのような空間を日常的に提供できたら素敵だな、と考えていました。この物件の広さは、まさにそのようなリラックスした雰囲気を創り出すのに最適だと思いました。

自分自身が「働きたい」と思える場所であり、さらに「通いたい」と思える場所であることは、患者様にも良い影響を与え、リラックスできる空間の提供につながると信じています。この物件との出会いを通じて、私自身にとっても、患者様にとっても心地よく、居心地の良い空間を作り上げたいという想いが一層強まりました。

本物素材と温かみで作る非日常的な空間

開業にあたり、私は「医療を提供する場」を作るだけでなく、長く続けられるクリニックにしたいと強く考えました。
医療の提供だけでなく、自分自身が日々働きたいと思える居心地の良い空間を作りたかった。また、そこが患者様にとっても心身ともにリラックスできる特別な場所であってほしいという願いもありました。

そのため、内装デザインには特にこだわりがありました。リゾートホテルのような非日常的な空間を目指しながらも、落ち着きのある温かみを備え、どこか異世界に迷い込んだかのような雰囲気を演出したかったのです。美容クリニックによくあるクールで冷たい印象を避け、温かみと自然な優しさを感じられる空間を目指しました。患者さんには長時間過ごしていただくことも多いので、心地よさを感じられる空間を提供したいと強く思いました。

今回、内装デザインを手がけてくださったのは、ユニオンテックさんです。別の会社からも提案を受けていましたが、最終的にはユニオンテックさんにお願いすることを決めました。その理由は、ユニオンテックさんが私のイメージや理想を深く理解し、完全に信頼してお任せできると確信したからです。私自身、細部のデザインについては詳しくありませんでしたが、提案された内容を直感で判断しながら決定しました。

(提案資料抜粋 CGパースイメージ)

初めて提案を受けた際、地中海のリゾートホテルを思わせるような、落ち着きと高級感が見事に融合した空間が印象的でした。使われている素材は天然の木や石など、本物の素材ばかり。患者さんが触れる部分にはフェイクの素材を使わず、すべて本物にこだわっています。

デザイナーさんの提案で特に印象的だったのは、「風が抜けるような快適さを持つソフトリゾート空間を作る」というコンセプトでした。「非日常感を感じてもらいながらも、先生の人柄が反映された温かい雰囲気を作りたい」というデザイナーさんの想いを共有してもらい、とても嬉しかったです。例えば、サントリーニ島の白い壁とブルーを効果的に取り入れた建築や素材感が提案され、そのイメージにとてもワクワクしました。

詳細はすべてデザイナーさんにお任せしましたが、提案を受けるたびに私の好みにぴったり合った内容ばかりで、驚きの連続でした。特に気に入っているのは、エントランスから待合スペースへと続く空間です。天井が屋根のように少し傾斜しており、空間全体に広がりを感じさせ、訪れた瞬間にリラックスできる空気感が漂っています。

アートが引き立てる居心地の良さ

待合スペースには、象徴的なオブジェが配置されています。それは欅の木をくり抜いたもので、デザイナーさんが提案してくださいました。表面の質感を変えることで、「一人一人の良さを尊重し、あなたらしさに磨きをかけることができる」というメッセージが込められています。
このオブジェはとってもおしゃれで、空間全体に大きな存在感を与えています。当初は装花も検討しましたが、デザイナーさんの熱意ある提案を受け、オブジェの採用を決めました。その結果、クリニック全体に独特の雰囲気が生まれ、さらに洗練された印象をもたらしています。

また、クリニック内の随所にアートの要素を散りばめています。オブジェもその一つですが、海外のリゾートホテルのように実用性だけではなく、アートが空間に独特の風格を与えていることがわかります。

こうした装飾性の高いアイテムが空間にゆとりを生み出し、居心地の良さをさらに引き立てています。この提案に納得し、アートを取り入れたことで、単なる「医療の場」ではなく、患者さんがリラックスできる特別な空間を作り上げることができました。

また、私の好みが反映された空間の一つが施術室です。この施術室は、まるで「スパルーム」を思わせる雰囲気で、他の美容クリニックにはない独自の空間を演出しています。施術室の壁は石垣風のデザインで、石灰岩を組み合わせて仕上げられています。温かみと洗練された印象が見事に調和し、リラックスできる空間を創り出しています。

さらに、コスメの物販スペースには、ショップのような雰囲気を意識して取り入れました。個室風に仕切られたスペースで、ゆっくりと商品をご覧いただきながら購入していただけるよう配慮しました。カウンターの天板は印象的なブルーの石素材で、輸入した天然石を使用しており、高級家具のような仕上がりです。さらに、曲線美を意識したガラス壁で仕切ることで、上品で洗練された雰囲気を演出しています。

VIPルームも私が特に気に入っている空間の一つです。誰にも会わずに施術を受けたい方や、ご家族でのご来院にも対応できるよう設計しました。高級リゾートホテルの客室をイメージし、メッシュ状の照明器具をアクセントに、この空間に最適な雰囲気を演出しています。

お客様にとって「頼れる存在」であり続けること 

完成した空間に心から満足しています。このクリニックは、デザイナーの独創的な提案やアイデア、さらにユニオンテックの担当者の皆様との連携によって創り上げた、まさにチームワークの結晶です。細部にまでこだわりが詰まっており、他では見られない唯一無二の空間が完成したと感じています。来院されたお客様から「おしゃれで洗練されていますね」といった嬉しいお声をいただくたび、それが私の大きな励みになっています。

開業後、いくつになっても美しくありたいと願う多くのママさんたちの存在を改めて実感しました。私自身、年齢を重ねても家族を大切にしながら美しさを保ちたいという思いを抱いてきました。同じ願いを持つ女性たちが、自分らしい美しさと充実した生活を両立できるよう支援したい。これこそが、このクリニックを開業した理由の一つであり、美容医療に携わる私の使命だと考えています。

そのためには、お客様にとって「頼れる存在」であり続けることが何よりも重要です。美容に関するアドバイスの発信に加え、私自身の子育て生活をシェアすることで共感を深め、SNSを通じてクリニックへ気軽にお越しいただけるきっかけとなれば嬉しいです。

私たちのクリニックでは、アットホームな雰囲気を大切にしています。特に、子育てに追われるママさんたちが少しでもリラックスし、心穏やかに過ごせる空間でありたいと考えています。クリニック内にキッズルームを設置したのもそのためです。お子様連れのお客様にも安心してお過ごしいただけるよう配慮しています。おしゃれで洗練されつつも、ゆとりと温かみを感じられる場所。それが、私たちが目指すクリニックの姿です。

まだスタートラインに立ったばかりですが、これからもお客様一人ひとりに丁寧に向き合い、信頼されるクリニックを目指して日々努力を重ねてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

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