INO BEAUTY CLINIC 様 | クリニックデザインインタビュー

物件の契約がきっかけとなり、開院を決意
清潔感のある洗練された医療空間ができるまで。 

岡山発の「INO BEAUTY CLINIC」は、お客様一人ひとりに丁寧に向き合うカウンセリングと、
全国トップクラスの確かな技術で幅広い年代から支持されている地域密着型の美容外科クリニック。 

理想的な物件との出会いを契機に開院を決意し、 数ヶ月という短期間でクリニックを立ち上げた井上紘基院長に、 
クリニックづくりの経緯やプロセスについてお話を伺いました。 

コストとスピードを重視しながらもクオリティの高い空間に仕上がった「INO BEAUTY CLINIC」。 
美容医療に対する井上院長の考え方、そしてこれからの美容業界についてもさまざまなお話をしていただきました。 

 

INO BEAUTY CLINIC
井上 紘基  院長

独立開業のタイミングは、理想の物件との出会いが決め手

INO BEAUTY CLINICは、2024年3月に開院しました。
おかげさまで、地元のお客様に順調にご利用いただいています。ご来院いただくお客様の世代は幅広く、10代の方から、60代の方までいらっしゃいます。美容に対する関心がますます高まっていると感じています。 

私は、美容外科医としてのキャリアをスタートさせた当初から、いつか自分のクリニックを開業したいという思いを抱いていました。開院するまでは大手の美容外科クリニックで働いていましたが、自分の理想とする医療を提供するためには独立が必要だと次第に感じるようになっていったんです。
もちろん、組織として美容医療を提供することにも良い面はたくさんありますが、ビジネス的な側面が強くなってしまうことも。一方、私が目指していたのはお客様一人ひとりと丁寧に向き合い、美容医療を提供することです。 

美容外科クリニックとは、端的に言えば外見を変える場所ですが、それだけでは本当の美を追求することはできません。私は、お客様一人ひとりの内面からの美しさを引き出すことで”真の美”を実現できると考えています。そのためには、お客様との深い信頼関係を築くことが不可欠であり、そんな医療を提供する場を、私は自らの手で作りたいという思いに至りました。 

私が開院したINO BEAUTY CLINICは岡山駅の駅前にありますが、岡山県は私の地元でもあります。勤務医としてもこの地で約3年半過ごしてきたため、慣れ親しんだこの地で開院したいと考えていました。 

開院のきっかけは、理想的な物件との出会いがあったから。実は、このクリニックがある物件は何年も前からずっと注目していた場所でした。駅前という好立地で視認性が高く、ビルの外側には各フロアごとに看板を設置できるようになっています。ここに看板を出せば目立つだろうし、地域での認知度もすぐに上がり、ブランディングにも繋がるだろうと確信していました。そのため、いつかこの場所が空くのを待ち望んでいましたが、ついにそのチャンスが訪れました。
物件が空いたと知った瞬間すぐに行動を起こし、契約を済ませました(笑)。 

レスポンスの早い、ユニオンテック 

待ち望んでいた物件が空いたことが私の独立開院のスタートとなりましたが、一度物件の契約すると家賃などの経費がどんどんかかっていきますので、悠長に構えている余裕はありません。フリーレントが2か月間ありましたが、さまざまな準備が必要なため実際にはあっという間に過ぎてしまうものです。
とにかく、内装工事を早く始めなければならないということで、依頼する会社をすぐに探し始めました。条件としては、とにかく最速で施工を進められる会社であること。そして、地元で工事を依頼すればコストも抑えられるだろうと考えていました。そのため、まずは地元の業者さん2社にご提案をお願いしました。 

そこでさらにもう1社、開院の相談をしていたコンサルタントさんから紹介されたのが、今回設計施工をお願いしたユニオンテックさんでした。
ユニオンテックさんについては、実績などを拝見していたので信頼できるだろうとは思っていましたが、東京の会社なのでコストが高くなるのではないか、また岡山から遠く離れているため、しっかり対応してもらえるのかと正直なところ懐疑的でした。
しかし、そんな心配は杞憂に終わったんです。予想よりもずっと優しい価格のお見積もりと、デザインの質の高さに本当に驚きました。地元の業者さんの方が断然安いだろうと思い込んでいた私にとって、これは大きな驚きでしたね。 

また、ユニオンテックさんはレスポンスが非常に早かったのも印象的でした。当初提案していただいたデザイン案に対して変更をお願いした際も、素早く新しい提案をしていただきました。
担当のデザイナーさんがお若いことも影響しているかもしれませんが、レスポンスがとにかく迅速で、私の要望を次々と反映してくれました。そうした対応のおかげで、東京の会社であることを忘れてしまうほど距離を全く感じさせないものでした。この対応力が、ユニオンテックさんに依頼を決定した大きな要因となったのは間違いありません。 

洗練されたデザイン、プライベート性を重視した院内動線 

施工会社を選定する際に、迅速な対応力やコストを抑えたいという希望を伝えると、業者によっては内装デザインが二の次にされるのではないかと心配していました。しかし、ユニオンテックさんは期待以上の素晴らしいデザインを提案してくださいました。
当初、こちらの要望を細かくお伝えしましたが、私が目指していたのは、豪華すぎる意匠やキラキラした華美な装飾ではなく、シンプルで清潔感のある空間でした。どんな方でも心地よく過ごせるような空間をイメージしていましたが、ユニオンテックさんのご提案はまさに私の理想通りでした。 

白とブルーを基調としたデザインは、清潔感がありつつも洗練された印象です。中でも受付のカウンターは非常に印象的で、ステンレス素材を使用したことで、クリニック全体がスタジオやサロンのような洗練された空間になりました。

また、ロゴデザインもシャープで、非常に気に入っています。こちらもユニオンテックさんからのご提案で、ロゴを使用した部屋のサインも作っていただきました。そのおかげで、クリニック全体に統一感が生まれました。 

当ビルは1フロアに1店舗という構造ですが、他の階にはカラオケ店があり、そこに向かうお客様と来院されるお客様がエレベーターで同乗することもあります。エレベーターのドアが開くと、こちらのクリニックをちらりと見られることがありますが、それもこのインパクトのある空間デザインの効果だと感じています。 

また、院内の動線にもこだわりました。お客様同士が鉢合わせしないように配慮したいと考えていました。駅前という立地もあり、顔見知りの方が来院される可能性が高いため、プライバシーの確保が非常に重要だと感じていました。
その点、ユニオンテックさんの提案は、動線や配置に細かな配慮がなされており、まさに理想的でした。

このような細やかな配慮は、美容外科クリニックの施工実績が豊富だからこそ可能なのだと感心しました。本当に私たちの業界を熟知されているのだと感じています。 

美容医療とは何かを問い続け、お客様と寄り添っていきたい

約10人いるスタッフも、完成した内装を気に入ってくれています。動線にこだわったことで、スタッフの働きやすさにもつながったのは嬉しいですね。まさに、お客様一人ひとりに寄り添う医療を提供できる空間が実現したと感じています。 

さて、美容の分野は年々進化し続けています。技術の進歩により、かつては難しかった施術が、今では安全かつ効果的に行えるようになりました。しかし、それでも美容外科医としての課題は尽きることはありません。私たちは常に新しい技術や知識を学び続け、お客様に最良の結果を提供できるよう努めていきたいと考えています。 

INO BEAUTY CLINICでは、お客様との対話を通じて、その方が何を求め、どのような不安を抱えているのかを深く理解することを大切にしています。来院されるお客様は、それぞれ異なる背景や悩みを抱えています。そのため、私はまず個々の話に耳を傾け、その思いをしっかりと受け止めることを心がけています。 

美容医療は今後さらに発展していく分野ですが、その一方で、情報の氾濫や誤解も生じやすくなっています。だからこそ、私たち医師は正確な情報を提供し、患者様が適切な選択をできるよう導くことが重要だと考えています。今後も、患者様に信頼されるクリニックを目指し、地域社会にも貢献していきたいと思います。INO BEAUTY CLINICが、皆様にとって「美」と「健康」の両面で支えとなれる存在であり続けることを目指して、これからも努力してまいります。 

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