BLINC CLINIC 様 | クリニックデザインインタビュー

美容整形を希望していても、多くの方はいざ来院されると不安感を抱きます。そういったときに必要なのは、お客様ひとりひとりに丁寧に向き合うこと。

 

美容整形のニーズを高めるクリニックづくり

近年、美容整形を希望する方が増えてきました。
ひと昔前までは美容整形に対してネガティブなイメージを持つ方が多かったせいか、世間からあまり認知されておらず「やってみたいけれど、周囲の目が気になる」というようなご意見をしばしば耳にしました。けれど今やSNSなどの影響もありこの数年で急速にネガティブなイメージが払拭されてきて、20〜30代の女性のお客様が中心ではあるものの、40〜50代の方や、男性のお客様もかなり増えてきているんです。美容整形は、もはや“女性だけのものではない” のだと感じています。

そんな中、今回開業するにあたり、「さらに美容整形に対してのイメージを変えていきたい。そして、何よりポジティブに受け入れてもらいたい」という思いがありました。これまでにはなかった“クリニックづくり”をしていくことで、美容整形ニーズがさらに高まっていくだろうと思ったのです。

 

ひとりのお客様との対話で芽生えた、空間へのこだわり

美容整形を希望していても、多くの方はいざ来院されると不安感を抱きます。
そういったときに必要なのは、お客様ひとりひとりに丁寧に向き合うこと。

以前、私が大手美容クリニックに勤務していたとき、90歳のご婦人が来院されたことがあります。その方は、日常的に複数のお薬を服用されていて、年齢的にも手術や麻酔などの健康リスクが高く、私としてはあまりおすすめできませんという見解で対応していました。しかしそれでも美容整形を強くお望みになられたので、理由を尋ねてみたんです。そして返ってきたのが「万が一自分がみまかり、近親者に送り出される時でも綺麗でいたいんです」と。その前向きな考えに、とても驚いたことを憶えています。
その強い意志に心を打たれ、しっかりお応えして差し上げたいと思い、その方の主治医とも話し合った上で万全の態勢でオペに臨みました。

人間いくつになっても、美への探求心は失われることはないんだとあらためて勉強させられた瞬間でした。
今思えば、こういったお客様ひとりひとりの状況や意思に丁寧に向き合っていきたいという考え方になれたことが、美容整形クリニックを自ら立ち上げる動機につながっているのかなと感じています。
ですから、なぜお客様は美容整形を希望されているのか。そしてその背景にはどんなことがあって、どんなお考えをお持ちなのかなど、きめ細かいカウンセリングのもと、お客様の美への思いを理解し、施術を提案していきたいと思います。

そのようなプロセスの中で大切にしたかったことの一つが、院内の内装です。来院されたお客様が落ち着き、安心できること、そして気分が明るくなるような空間であること。来院すること自体が新しい「体験」そのものになるような空間づくりが必須と考えていました。

 

ユニオンテックさんは、一緒に併走していただけるパートナー

今回クリニックを開業するにあたり、空間づくりをユニオンテックさんにお願いしましたが、実は当初3社にお声がけをさせていただいていました。その中でユニオンテックさんは、群を抜いて素晴らしかったんですよ。
他の業者さんは「どんなイメージの内装がご希望ですか?」「どんな空間にしたいですか?」など、我々の要望をヒアリングして施工していくような感じでした。大抵、それが普通ですよね。
でもそれらに対し、ユニオンテックさんは「先生はどんなクリニックを目指してらっしゃいますか?」という問いで、私たちの美容整形クリニックとしてのゴールのお話から始まりました。これにはびっくりしましたね。

ヒアリングの段階で、今の美容マーケットはこんな感じですよねだとか、顧客ニーズってこんなことが求められていますよねだとか、コンサルティング会社やマーケティング会社のような、ゴールから逆算して作っていくような関わり方に驚かされました。その後のプレゼンテーションにもインパクトがあり、ヒアリング段階の期待感をさらに大きく上回っていました。

私が何より惹かれたのは、空間デザインはもちろんですが、綺麗に作って終わりではなく、我々が「美容整形」という商品を販売していく方々はこんなお客様なんじゃないかと、しっかりペルソナを設定していたことです。そんな提案に共感でき、一業者としてではなく、一緒にやっていくパートナーのような存在だなと確信しました。

 

顧客の「体験」をデザインする

実際の空間づくりは、ユニオンテックさんからのご提案をベースに、私をはじめスタッフの意見やアイデアを取り入れながら進めていきました。

空間の考え方として、来院そのものがお客様にとって素敵な“体験”である、という考え方を意識しています。これは、かねてから私自身が抱いていた思いであり、ユニオンテックさんからのご提案もまさに「体験」デザインでした。お客様に少しでも居心地よく過ごしてもらいたい、ということはもちろんなんですが、美容整形という特別な経験をしていただくので、施術そのもの以外でも、お客様とのすべてのコミュニケーションにおいて「顧客体験」を大切にしたいと思っていました。

とくにエントランスは、非日常を感じていただけるような少し贅沢な雰囲気を演出するために、高級感が欠かせないスペースです。そこに置くソファや椅子、ひとつひとつにもこだわりましたね。
院内のいろんな部分に思い入れがありますが、エレベーターを降りてすぐ目に入るメタリック調のパーテーション、これは私のお気に入りの一つです。金属製の角棒にカラーフィルムを貼って仕上げているもので、そのカラフルさが異空間への訪れを演出しています。訪れたお客様の気分が少し高揚し、特別な気持ちになっていただけるようなスペースなので、施術を終えてお帰りになる時の記念撮影スポットにもなるんじゃないかなと思っています。

より一層、お客様が輝いて見えるような体験をしていただきたいですね。

さらに、エントランスにおいて印象的なのがモニターです。サイズの大きなものを縦に使い、昨今トレンドの縦型動画の再生もできるようにしました。ぜひこの動画の前でも自撮りをしていただきたいです。

術後はある意味、以前の自分から生まれ変わったのと同じなんです。だとすると、鏡を見たり写真を撮ったりすることって、絶対にしたくなりますよね。そんなことを意識して空間をつくっていきました。

また、エントランス部分に対し、カウンセリングや施術を行う個室は落ち着く空間になっています。個室は、お客様と向き合う大切な場所。少しでもケアに時間をかけていきたいという思いもあり、シンプルな内装になっています。ただ、窓のない個室は閉塞感を感じてストレスを感じてしまうので、解放感を出すために大きな窓を生かしてもらい、リラックスできるスペースに仕上がりました。

 

クリニックの内装は、美容医療の提供品質に直結

院内の照明も、お気に入りですね。

部分によって色味が変わるんですよ。シンプルな白色や、温かい電球色、少し青い感じのクールなイメージにもできます。なので、四季を感じていただくこともできるんです。
この空間にいることで、ときめいたり、癒やされたり、落ち着いたり、さまざまな感情を抱いてもらうことも、提供する「体験」の一つだと思っています。施術にプラスして、そういった体験も提供したいと思っていたんです。徹底して細部にまでこだわりましたので、予算はそれなりにかかってしまいましたけど(苦笑)。削るところはしっかりとユニオンテックさんに協力いただけましたので、本当に感謝です。

BLINC(ブリンク)という名前は、瞬き、一瞬の輝きという意味をもつ言葉です。
そして、「美容医療を通して縁ある人々はもちろん、社会、世界に輝きを与える」ということを当院のコンセプトに据えています。今を輝いて生きる人は美しい。皆様が今を輝いて生きるお手伝いを、美容医療を通してできればと考えています。

ロゴマークにもそんな意味を込めたかったので、デザインはユニオンテックさんに作っていただきました。内装を手掛けている会社さんがロゴデザインもされるなんて珍しいですよね。あわじ結びをモチーフにし、おもてなしの気持ちを込めたシンプルなデザインになっています。

当院は、2023年6月からスタートしましたが、ゆくゆくは規模も大きくしていきたいと思っています。

現在スタッフとしては8名ですが、私以外のドクターも増やしたいですね。将来的には海外展開なども視野に入れながら、理想の顧客満足を実現していきたいと思っています。そのためには、提供する施術のクオリティの高さは最も重要なことだと考えています。

技術的な日々の努力を怠らず、邁進していくのは当然のこととして、それらと合わせて院内空間は、高いクオリティの提供をする上でとても重要なことの一つだと考えています。スタッフ目線でいえば「働きやすさ」は、必ずクオリティに直結していますし、何より「顧客体験」を生み出す空間づくりという視点は、今回のオープンに際して欠かせないことと強く感じましたね。

次回の出店はまだまだ先ですが、ユニオンテックさんのお力を、再びお借りしたいと思っております。

 

 

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