「重飲食」と「軽飲食」の違い | ユニオンテックの店舗空間づくり
ノウハウ 2024.07.23

「重飲食」と「軽飲食」の違い

居抜き物件を探していると「軽飲食は可」「重飲食不可」など、業種に制限がある物件を良く見かけます。

最近は排煙設備である程度臭いや煙をシャッタアウトできるものもあり、近隣に臭いや煙で迷惑を掛けることは少なくなりましたが、物件によっては重飲食店の営業が出来ない場合も多いので、物件を探す際は注意が必要です。

重飲食との対比で引き合いに出されるのが、軽飲食という用語です。

軽飲食とは、主にカフェなどの業態を指しており、調理をする際に臭いや煙が出にくく、簡単な調理器具や一般的な給水・排水システム、排気設備があれば運営することのできる飲食業種のことです。

重飲食とは、煙や臭いが大量に出て大掛かりな排気排煙設備が必要な飲食業種と言うことになります。代表的な重飲食と言えば「中華」「居酒屋」「焼肉」があげられます。特にたくさんの油と火を使う中華は、飲食業の中でも高機能の排水・排気設備が求められます。

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ただ、軽飲食と重飲食は厳密な定義が無い為、建物のオーナー様の意向で変わる事も多々あります。例えば、イタリア料理店は軽飲食と考えているオーナー様もいらっしゃいますが、パスタなどの調理に使用する大量のお湯や水は、一般的な給水・排水システムでは対応出来ない場合もありますし、本格的な調理器具が必要であったり、火を使ったり煙が発生する事も多い為、重飲食と分類されるケースが多いようです。

同様に「弁当屋」「定食屋」「ハンバーガーショップ」「洋食屋」などの業態についても、揚げ物を調理するために大量の油を使用する事で臭いも発生してしまう為、重飲食とされるケースが多いです。

重飲食はなぜNGなのか?

店舗物件には、よく「飲食店可、重飲食不可」という注意書きが記載されていますが、「重飲食」に明確な定義はありません。どの業態が重飲食に当たるのか、物件のオーナーに必ず確認が必要です。
重飲食が不可となっている理由には、大きく分けて2種類が考えられます。

①物件のオーナーの意向

周囲のビルや住民・他のテナントから苦情が来てトラブルになるのを避けるためや、物件が痛むのを避けたいからなど、オーナーの意思で貸したくないというものです。この場合はオーナーとの交渉次第で開業はできるかもしれませんが、普通の物件よりも厳しくチェックされる為、少しの事でもトラブルになる可能性があります。

②建物の仕様上不可能の場合

電気容量や給排水・排気・ガス・空調など、設備による問題から重飲食の開業が不可能という場合です。
ただどうしてもこの物件がいいとこだわる場合には、大がかりな工事が必要になってしまいますが、設備投資をすることで開業する事は不可能ではありません。ビル全体の設備の修繕が必要になってくるので、費用と時間がかかる上、オーナーの承諾も必要です。

これは本当に大変なので、よほどのことがない限りは他の物件を探す方が賢明です。

重飲食の営業が制限されている物件は多数ありますが、軽飲食であれば多くの物件で営業が可能です。初期投資に必要な費用も大幅に少なくて済みますので、初めて飲食店経営を行う方は、出来れば軽飲食店からスタートされるほうが良いかもしれません。

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