「店舗の内装デザインで見聞きするモルタル造形とは何?」「モルタル造形の施工方法を知りたい!」とお悩みではありませんか?モルタル造形はデザイン性が高く、店舗の内装に取り入れやすい施工方法です。
そこで本記事では、モルタル造形の特徴や表現できるデザインを解説します。モルタル造形の施工方法や施工事例もご紹介しますので、店舗の内装デザインをご検討中の方はぜひご覧ください。
モルタル造形(モルタルぞうけい)は、建築や内装デザインにおいて使われる技法の一つで、モルタル(コンクリートやセメントを主成分とした材料)を用いて様々な形状やデザインを作り出すプロセスを指します。これは一般的に、壁、床、天井、カウンター、カウンタートップなどの表面に施されます。
モルタルが液状の状態で使用され、それを特定の型に流し込んだり、手作業で形状を調整したりします。モルタルが硬化すると、堅固で耐久性があり、魅力的な仕上がりを持つ表面が得られます。この技法は、建物内外のデザイン要素として、特に現代のインダストリアルデザインやモダンな内装デザインによく見られます。
モルタル造形を使用することで、無機質な質感や均一な色調をもたらすことができ、モルタルの表面仕上げにさまざまなテクスチャーやデザインを施すことができます。このため、モルタル造形は、レストラン、カフェ、バー、商業施設、住宅の内装デザインで広く用いられ、特に工業的でモダンな外観を持つ場所で人気です。その独特の質感と堅牢さによって魅力を持ち、建築や内装デザインに独自の要素を加える手法として広く愛されています。
モルタル造形のメリットには以下のような点があります。
これらのメリットは、モルタル造形が建築プロジェクトにおいて人気がある理由の一部です。特に長期的な投資やデザインの多様性を重視する場合に、モルタル造形は魅力的な選択肢となります。
モルタル造形にはいくつかのデメリットがあります。以下に挙げてみましょう。
これらのデメリットを考慮に入れつつ、モルタル造形を選択する際には、建物の構造や用途、予算、メンテナンスの容易さなどを検討することが重要です。
モルタル造形はその柔軟性と多様性によって、さまざまなデザインスタイルを模倣することができます。以下は、モルタルを用いて表現できる代表的なデザインの一部です。
レンガ風のモルタル造形は、煉瓦を使用したような風合いを持つことができます。レンガのような赤みのある色調や凹凸のある表面を再現し、建物や壁の外観にクラシックで温かみのある雰囲気を与えます。このスタイルは、都市的な魅力やヨーロピアンスタイルの建物に適しています。
モルタル造形による木材風デザインは、木製の材料の質感や風合いを模倣します。木目模様や質感を鮮明に再現することで、自然で温かみのある外観を実現します。このデザインは、ロッジやキャビンの内装、または自然環境に調和する建物に適しています。
モルタルで石積み風デザインを作成すると、石のような質感と模様を表現できます。このスタイルは、歴史的な建築物や田園風景に溶け込むために使用され、堅牢な印象を与えます。また、モダンな建物の外観においても、斬新な視覚的効果をもたらすことがあります。
竹材風のモルタル造形は、竹の繊細で特徴的な外観を再現することが可能です。竹の節や縞模様を取り入れ、建物や内装にアジア風のエレガンスをもたらします。このデザインは、日本庭園やアジア風のレストラン、スパ、またはヨガスタジオなどに適しています。
これらのデザインスタイルは、モルタル造形の多様性を示す一部に過ぎません。モルタルを使用することで、建物や内装に希望のテーマや雰囲気を持たせ、美しさと耐久性を実現することができます。建築プロジェクトやデザインにおいて、モルタル造形はクリエイティブな表現の幅を広げる貴重なツールとなります。
モルタル造形について詳しく説明しましたが、実際の施工方法も理解しておきましょう。通常の塗装や左官作業とは異なる工程がありますので、各ステップのポイントを押さえておくことが重要です。
まず、モルタル造形に適した下地を選ぶことが重要です。下地はモルタルの重みを支える必要がありますので、適切な素材を選ぶことが必要です。一般的に以下の素材が適しています。
下地用の素材は、造形する場所やデザインによって異なりますので、専門家と相談することをおすすめします。適切な下地を選ぶことで、モルタルの密着性や耐久性を確保できます。
選択した下地には、プライマーを塗布することが一般的です。プライマーはモルタルと下地の密着を強化し、均一な仕上げを実現します。下地の吸水性を調整し、モルタルが均等に乾燥するのをサポートします。
モルタルを調合する際には、水、セメント、砂、骨材などの材料を正確に混ぜ合わせます。モルタルの配合比率を適切に保つことが、デザインの質と耐久性を確保する鍵です。
モルタルを下地に均等に塗布し、デザインを形成します。この段階で模様やテクスチャを作り出すことが可能で、レンガ風、木材風、石積み風、竹材風など、様々なデザインが達成できます。
モルタルがしっかりと乾燥するのを待ち、仕上げ作業を行います。必要に応じてシーラーを塗布し、デザインの耐久性を向上させることができます。
これらのステップを遵守することで、モルタル造形を成功させることができます。
モルタルの個性やデザインの深い理解をもとに、お店の内部や外観にその特性を反映させてみてはいかがでしょうか。業界やビジネスモデルに合わせて、異なる装飾材との融合を考えながら、夢のある店舗空間を創出しましょう。
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