ネイルサロンの内装デザインの進め方や内装工事にかかる費用についてお悩ではありませんか？内装デザインは、お客様の集客力や売上げに直結する非常に重要な要素ですが、開業初期にはどのように進めるべきか迷うこともあるでしょう。ネイルサロンは比較的開業が簡単なことから、競合店舗が多く存在します。そのため、施術メニューだけでなく、他のサロンとの差別化が非常に重要となります。その中で、内装デザインは差別化のポイントの1つです。通常、内装工事は開業時に実施されることが多いため、初期段階で計画をしっかりと立てることが重要です。
この記事では、集客につながるネイルサロンの内装デザインについてや、内装工事にかかる費用について詳しく説明します。ネイルサロンのオーナーや、開業を検討中の方にとって、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
ネイルサロンの内装デザインにおいて、重要なコンセプトとして「スタイリッシュさ」「清潔感」「快適性」が挙げられます。たとえ空間がスタイリッシュであっても、清潔感を欠いたり、リラックスできない雰囲気のサロンでは、顧客にとって魅力的な場所とは言えません。ネイルサロンは一般的に女性を主要なターゲットとしており、訪れる彼女たちは美の向上や女性らしさを引き立てるためにサロンを利用します。同時に、居心地の良い時間を求めています。お客様が邪魔されずに、自分だけの特別な時間を楽しむことができるサロンの空間を提供することを目指しましょう。
続いて、ネイルサロン内装で「スタイリッシュさ」「清潔感」「快適性」を表現するには、どのような設備やアイテムが必要なのでしょうか？
ネイルの施術中には粉塵が発生し、またネイル製品には化学成分が含まれるため、顧客とスタッフの健康を考慮しなければなりません。そして、施術を行う上で使い勝手の良い什器や設備の選定も欠かせません。
ここでは、ネイルサロン内装で絶対に設置したいキーアイテム5点をご紹介いたします。
エアクリーナーの設置により、サロン内の微細な粉塵を効果的に吸収し、店内の清潔さを保つことができます。ネイルの施術によっては、多量の粉塵が発生することがあります。お客様は言うまでもなく、粉塵に長時間さらされるスタッフの健康も考慮する必要があります。
サロンの換気システムには、以下の要素が含まれます。
ネイル用のリムーバーなど、いくつかのアイテムには揮発性の化学物質（アセトンなど）が使用されています。これらは空気に比べて重く、容易に蒸発するため、床近くに集まりやすいのです。適切な換気が行われない場合、これらの揮発性成分が床面に滞留することになります。顧客や従業員の健康を損なうリスクを考慮し、換気システムの設計には特に注意を払い、厳格な基準で構築する必要があります。
照明は、スタッフと顧客がネイルデザインを明確に確認できるよう配慮することが重要です。天井には雰囲気を出すための間接照明を取り入れ、施術エリアには可動式のLEDライトや白色光を用いると良いでしょう。「デザインにマッチする間接照明の導入を考える」一方で、「施術後にネイルの色が暗く見えにくい」という問題を招かないようにしましょう。必要に応じて調整可能な照明システムの導入がクリティカルです。
アロマの使用や快適な椅子の配置により、顧客に穏やかなリラクゼーション空間を創出しましょう。ネイル施術は平均で1時間、長い場合には3時間近く要することもあり、その間、顧客は同一の姿勢を維持しなくてはなりません。快適に体を預けられる椅子に座り、アロマの香りに包まれながらリラックスできれば、「ネイル施術は体に負担がかかる」という概念を変えることが可能です。
顧客のプライバシーを尊重するための完全個室やセミプライベートルームを提供することは、心地よい体験につながり、顧客の満足度を向上させます。
多くの人が周囲の目を気にしてリラックスできないため、サロンでのプライベートな空間は顧客にとって魅力です。他の人に自分の会話が聞かれたくないと感じることもあります。特に最近では、感染防止策としてもプライベート空間が重視されています。完全な個室を設けることが難しい場合でも、座席間のスペースを確保し、パーティションで仕切るなどの対策を考える必要があります。
ネイルサロンのデザイン基本要件と必要アイテムを把握した上で、改装にかかる費用の準備に移りましょう。予算の範囲内で、必要な内装を計画し、サロンに実装することが重要です。サロンの改装費用は、場所（レンタルスペースか自宅か）によって変わってきます。内装工事の詳細な費用内訳とその相場を確認するステップに進みましょう。
レンタルスペースでネイルサロンを開設する場合の内装工事にかかる費用は、一坪あたり約20万円で、総額は300～900万円が通常の相場です。サロンのサイズや業種、そして物件の種類（スケルトンか既存の施設か）によって、費用は大きく異なる場合があります。ここでは例として、スケルトンのレンタルスペース（20坪）でネイルサロンを開業する際の内装工事費用の見積もりを行いました。
自宅でネイルサロンを始める際の内装にかかる費用は、おおよそ総額30～300万円となっています。改装の規模によって、このコストは大幅に異なる可能性があります。例えば、一戸建ての一室（10畳）をネイルサロンにするケースを考えてみましょう。プロに内装を依頼しないと、生活感が垣間見えてしまいがちです。多くの顧客がリラックスした体験を求めてネイルサロンを訪れるため、デザインのコンセプトを専門の業者に託すことで、その期待に応える空間を作ることが可能です。また、自宅でサロンを開く際には、レンタル契約、土地利用区分、消防関連法規など、関連する法律の遵守を確認することが不可欠です。
ネイルサロンの内装工事の予算決定後、次はデザインの実施です。もしデザインに困ったら、他の魅力的なサロンの内装をモデルにすると良いでしょう。UNION TECによる3つの優れたサロン内装実例を紹介します。
落ち着いていて上品な大人の癒やし空間を表現するため、エントランスには水をイメージしたパネルと青のライトアップが印象的なデザインを取り入れました。白を基調とした洗練された空間の中に、イラストや流線的なモチーフを取り入れ、整然とし過ぎない「大人の癒やし空間」を実現しました。
空間の特徴である、窓面からの採光を生かしたレイアウトで店内の明るさをポイントに。ブランドカラーをアクセントとし、モノトーンな空間にラグジュアリーさを付加しています。また、レセプションやネイル付近はしっかりと明るく保ち、個室は照度を落としてリラクゼーション効果を高めるようデザインしています。
オフホワイトの石目の壁には、ロゴサインを取り付けてフォトジェニックな空間に仕上げました。また、各ブースに異なる素材を取り入れながらもモノトーンで統一する事で、 ラグジュアリーな空間に。ネイルブースはストリングスカーテンで緩やかに仕切る事で、 柔らかい女性らしさを表現しています。
他のネイルサロンとの差別化を図り、顧客の満足度を高め、リピーターを増やすためには、「独自の付加価値を持つ商品やサービス」の提供が不可欠です。この記事では、注目のネイルサロンで提供されている5つのサービスを紹介します。
パーソナルカラー診断とは、肌、目、髪の色調を基に、お客様に最も似合う色を見つけ出すサービスのことです。パーソナルカラーの専門家としての資格を持つことで、顧客の魅力を引き立てるネイルカラーを提案可能です。例えば、お客様から似合う色の相談された時、自分の感覚だけでなく、論理的な根拠を提供できれば、説得力があり、お客様にも喜んでいただくことが可能になります。
フットネイルサービスを行うサロンにおいて、フットバスを含むプランは一般的です。フットネイルを希望しない顧客に向けて、フットバスのオプションを加えることで、より深いリラクゼーションを提供し、顧客満足度の向上が期待できます。
美容院などでよくある、漫画や雑誌が読める環境を提供することで、対話が苦手な客もネイルサロンで和らぐことができます。紙の本を持つのが不便な場合、タブレットをスタンドに設置し、一指で簡単にページをめくることができるよう配慮すると好評でしょう。
ネイルのみならず、「まつ毛エクステ」の施術が可能なサロンも存在します。これにより、客単価を向上させ、顧客には時間を効率よく使っていただけます。ネイルと並行して行えるサービスは、他にも考えられるでしょうね。
キューティクルオイルをはじめとするネイルケア製品の取り扱いが多いサロンです。「ネイルの健康と美を維持しましょう」というアプローチで、施術の後にこれらの商品を推奨することは、顧客の満足度向上と売上増加に寄与します。
集客を増やし、売上を伸ばすためには、スタイリッシュで清潔感のある心地よい空間が不可欠です。限られた予算の中で、素敵な内装の施工例を参考にしながらデザインを考え、工事を進めましょう。
UNION TECでは、ネイルサロンを含むさまざまな店舗の内装デザインから資金計画、集客方法まで、総合的なソリューションを提供しています。理想の店舗を実現するために、お悩みや課題を一つずつ解決していきます。UNION TECにご相談いただければと思います。どうぞお気軽にお問い合わせください。
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