オフィスフロアを統括する管理職の皆さまは、「職場の温度環境」に対する配慮が業務にどれくらい影響するかを理解していますでしょうか?
「たかが室温」「オフィスの温度なんて業務には関係ない」と考える方もいるかもしれませんが、実際にはこれが仇となり、企業にとって損害をもたらすことがあります。そこで、今回はイーマインターナショナル株式会社が独自に実施した「冬の環境についてのアンケート」の一部を通じて、オフィスの温度設定に関する従業員の意識や不満について見ていきましょう。
勤務先のオフィス内で温度設定に不満があるかについて訊いたところ、「不満がある」「どちらかというと不満がある」と答えた人が合わせて約半数いるという結果になりました。
注目すべきは「どちらかというと不満がある」と答えた人が3割以上もいたという点です。オフィス内の温度設定に文句を言ってくる人がいなくても、実は口には出さないけれど不満に思っている人が、あなたの会社にもたくさんいるかもしれないのです。
冬のオフィスの温度設定をどのように感じているかについて尋ねたこちらの質問では、寒いと思っている人、暑いと思っている人の割合にそれほど大きな差はないようです。同じ室温でも寒暖の感じ方は人によって違いますし、自分のデスクが空調の風が直接当たる場所なのかどうかよっても感じ方は違うわけですから、全員が快適と感じる温度環境を実現するのは非常に困難です。
アンケート結果からは、従業員の温度に関する意識や感想が明らかになりました。管理職の方々には、従業員の快適な働きやすい環境を整えるために、オフィスの温度に関するアンケートを実施することが一つの解決策と言えます。従業員が自分たちの声を届けやすい環境づくりが、組織全体の生産性向上に繋がるでしょう。
アンケートによれば、40.7%のオフィスで「低温派」と「高温派」の争いがあると回答されました。これは、温度設定に対する意見の相違が実際にオフィス内で衝突を引き起こしている可能性があることを示唆しています。
例えば、外に出かける営業マンが「低温派」であれば、出かけた隙に「高温派」の同僚が設定温度を上げるなど、日常的な小競り合いが続いているかもしれません。全員が納得できる設定温度を見つけるのは難しく、結果として個々の好みに合わせて自分たちで調整することが一般的です。
つまり、全員が満足する室温にするのは難しいのです。そのため、多くの人は、衣服や防寒具で調整しているようです。温度争いが続く中で、従業員たちは様々な工夫を凝らして快適な環境を作り出しています。例えば、寒さを感じる人はひざ掛けを利用し、足元に小さな暖房器具を置くなどの対策を取っています。一方で、暑さを感じる人は上着を脱いだり、ミニ扇風機を使用するなど、個人が工夫しています。
管理職の方々には、これらの温度争いが社内トラブルに発展する危険性があるため、早急に対策を検討することが重要です。無視してしまうと、個々の好みや体感温度の違いが原因でコミュニケーションの悪化や業務への支障が生じる可能性があります。例えば、定期的に従業員の声を聞く場を設ける、調整可能な個々のスペースを提供するなど、柔軟で包括的な対策が求められます。
温度設定に関するコミュニケーションを促進することで、従業員はより快適な環境で業務に取り組むことができ、結果的に生産性向上に寄与することでしょう。
○調査概要
実施機関:イーマインターナショナル株式会社
調査期間:2014年11月28日~11月30日
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:20歳~49歳の社会人男女300人
「「冷え」との戦い、冬のオフィス大戦争を徹底解剖」(エステサロンSBS)
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