オフィスデザインを変えるなら、これまでのレイアウトを一新して、企業と従業員の成長をオフィスデザインに託したいと考える方も多いでしょう。でもいざデザインを外注するにしても、まずは社内の考えをまとめなければなりません。そんな場合に使えるツールをご紹介します。
企業や従業員の成長はオフィスデザイン如何による、と言われるくらい、オフィスデザイン効果への注目が集まっています。設計デザイン会社などにデザインを託す場合もありますが、社内コンセプトや動線など、企業独自の考えや希望も反映しなくてはなりません。
だからこそ外注前に希望するレイアウトを図面に起こしておきたいところです。希望のレイアウトを起こすことができれば、外注の際も話が進みやすいでしょう。
ですがCADなどの環境や操作能力がないと…とレイアウトを起こすことを諦めてはいませんか。悩む必要はありません。実は、簡単なレイアウトであれば、無料ツールで希望するオフィスレイアウトを描くことが可能です。
以下のいくつかのオプションは使いやすく、基本的なオフィスレイアウトを作成するのに適しています。
Lucidchartはウェブベースのダイアグラム作成ツールで、オフィスレイアウトの作成にも利用できます。無料版が提供されており、シンプルで直感的なインターフェースを備えています。
Draw.ioはオープンソースで提供されているウェブベースのダイアグラム作成ツールで、オフィスレイアウトを作成するためにも使用できます。無料で使用でき、様々なテンプレートが用意されています。
RoomSketcherはオフィスレイアウトだけでなく、住宅や商業スペースのプランを作成できるツールです。基本的なプランの作成には無料版でも十分な機能があります。
SmartDrawは様々なダイアグラムやプランを作成するためのソフトウェアで、オフィスレイアウトもその一環です。オンライン版も利用可能で、無料で基本的なプランを作成できます。
これらのツールは基本的な利用には無料で使えますが、一部の高度な機能やテンプレートは有料版が必要な場合があります。どのツールもウェブブラウザを通じて利用でき、直感的なインターフェースを提供していますので、試してみて適したものを見つけてください。
オフィスレイアウトをしっかり作成したいという場合には、専用のレイアウト作成ソフトを使うのがおすすめです。はじめて操作する場合でも様々な補助機能が備わっているため、より簡単に、そして短時間で作成することが可能です。
専用ソフトの特徴として、短時間で本格的なレイアウト図ができあがるので、簡単な作図では描ききれなかったデザインやイメージを反映しきれなかったレイアウトが具体的に表現することが可能です。
事務所レイアウト作成ソフトには、無料のものと有料のものがあります。有料ソフトは操作性や機能性が優れていますが、無料ソフトだと一般的な機能にとどまることがあり、機能性には劣る可能性があります。また、有料ソフトの価格は安いもので5万円からとなります。しかし、無料ソフトの場合はトラブル発生時には自己責任で処理しないといけない場合がありますが、有料ソフトの場合はサポートが充実しています。
簡単なオフィスレイアウトであれば、エクセルを使用して作成することも可能です。
エクセルであれば、ウィンドウズ環境で業務をしている場合に使用する機会があるのでなじみやすく、作業もしやすいでしょう。オフィスレイアウトをエクセルで作成するメリットは操作がしやすいことと、セルをグリッド線と見立てて、縦、横などの位置を決めやすいことにもあります。斜めに線を入れることもできますし、丸や三角、四角などの簡単な図形の挿入、オートシェイプ機能を使っての線の描写も簡単にできます。直線ではなく曲線を描きたい場合はフリーフォームやフリーハンドを使用できますし、なんといってもエクセルで作成したデータであれば、社内で共有が可能です。
あまり難しい操作が必要ではないので、誰にでも作業ができ、かつ修正も容易です。まずはおおまかなレイアウトを作りたたき台にしたいなど、簡易な図面で構わない場合はエクセルが有効です。
フリーソフトの中には3Dにも対応した間取り設計ソフト、AutoCADで使用できるデータ形式で図面を作成できるソフトなどがあります。また、平面図に特化し、寸法を入力してからのパーツ配置、そしてパーツを配置した後にマウス操作で簡単に位置・サイズ変更ができるソフトもあります。
AutoCADは建築会社で使用されますので、社内で作成したデータを建築会社、設計会社で取り込み、そのまま変更や修正が可能です。操作も違和感なく使えるようになっていますので、試してみる価値は大いにあります。
無料の間取り作成ソフトは簡単なレイアウトであれば問題ないですが、有料のものと比べて色やアイテムの選択肢が少ないですし、作ったデータを出力することができないなど、制約があるものがあります。オフィスレイアウト図面を作る際には、そのデータをどう利用するのかまで考えたうえで、無料ソフトを使用するのかあるいは有料ソフトがいいのか見極める必要があります。
希望のレイアウトができあがれば、いよいよデザイン会社に依頼となります。納得のいくまで話し合って、新しいオフィスを完成させましょう。
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