ソウルドアウト株式会社 様

社員にとって「自宅」「本社」「サテライトオフィス」と、それぞれ働きやすい環境を選べぶことができる状態を作れた。

 

 真摯に向き合ってくれる「社外の仲間」と一緒に作った新オフィス 

ソウルドアウト株式会社
グループ経営統括本部 オフィス環境改善部部長
辻雅彦 様

お客様によい印象を与えるオフィスを

弊社がユニオンテックさんと最初に関わりを持ったのは、サテライトオフィスを作っていただいたときでした。私がネットで調べて、なんとなく良さそうだったので連絡したんです。改めて今回の本社移転工事のお話をさせてもらったのは、2019年の10月ごろだったと思います。

弊社ソウルドアウトは中小・ベンチャー企業をデジタルマーケティングによって支援させていただいてきましたが、おかげさまでここ5年ほどで社員数は1.5〜2倍くらいに成長することができ、純粋に床面積が足りなくなっていたんです。

もともとサテライトオフィスは手狭さへの応急処置的な位置づけでしたし、やはり本社として従業員が働きやすい職場を用意したいという気持ちがありました。ましてや、弊社の場合従業員の平均年齢も30歳ぐらいと若手が多いので、彼らのモチベーションを上げられるようなオフィスにしたいと思っていました。それまでのオフィスはお恥ずかしい話ですけど、お世辞にもカッコいい今風なオフィスとは言えない環境だったと思います(笑)。

また、サテライトオフィスを作ったことで分散されてしまった本社機能を1つに統合したかったということや、社員のコミュニケーションの質を改善したかったということもこの移転を行うに至った背景です。

若い人間が多いので、オフィスとして新しい機能も使いこなせしてくれるだろうと予想し、ABWやリフレッシュルーム、スタンディングデスク、卓球台の設置など、多様な機能を入れたいとは素人なりに考えていましたね。

 

 「本気度」が他社と違った 

やがて本格的に新本社オフィスを作る流れになり、私が移転プロジェクトの責任者を務めることに。自分にとっても初めての経験なので、最初はどこに相談すればいいのかわからなかったというのが正直なところでした。ネットで検索して目に留まったオフィス内装の会社に連絡を入れていった結果、大手さんをはじめ、ユニオンテックさんを合わせた4社で今回の移転のコンペをすることになりました。

弊社が依頼先の選考にあたって重視したのは「私たちのオフィスの課題にどれだけ真摯に向き合ってくれるか」でした。

思い返せば以前のサテライトオフィスのプロジェクトでも、はじめにウェブで資料請求をした際に、資料送付だけではなくて、すぐに営業の方が来社してくださいました。今回の本社移転プロジェクトのコンペでプレゼンを受けたときにも、設計チームや営業・PMの方々といった大勢のスタッフさんがその席に参加されていて、さまざまな点においてユニオンテックさんの本気度を感じることができました。

また、あとから知ったことですが、この本社移転工事は当時のユニオンテックさんにとって、オフィス面積で過去最大規模の工事であったとのことで、プレゼンの際に設計の方が少し声を震わせながら説明してくれたのを憶えています。

 

この仕事にかける、ユニオンテックさんの想いが伝わった瞬間でした。

 

 コロナ禍で大幅な計画変更も、打ち合わせは毎回楽しい 

じつは、当初から”働きやすさ”提供の一環としてABWは導入する計画でしたが、コロナ禍によってリモートワークや社内外でのオンライン会議が数多く発生することが明確になり、当初のプランのままではその数をカバーしきれないことは明らかだったので、個室ワークブースなどを大幅に拡充させることになりました。

もともとはオフィス内でのコミュニケーションの質を高めたいというところが主眼にあった本社移転プロジェクトでしたが、リモートワークの増加によってオンラインのコミュニケーションも含めて改善する方向に計画が変わっていきました。

ユニオンテックさんとはコロナ禍以前から何度も打ち合わせを続け重ねていて、ワークショップも開いてもらって「こういう部屋が必要だ、こういう機能が必要だ」と話し合いの中で大方決まりかけていました。そんな中、4月に緊急事態宣言が出され、そこまで決めてきたプランは大幅な変更が必要に。どうなるかと思いました。

打ち合わせでは、私が素人だったこともあり、本当にたわいもないことまで相談させてもらっていました。私たちの考えや要望を汲み取る能力にものすごく長けておられるPMの倉持さん(写真左)がいてくれて、説明も常にわかりやすかったことが、不安を解消してくれていたと思います。

プロからすれば無理難題のようなこちらの要望もあったはずです。それでもなんとか「できる方法」を探そうとして妥協しない姿勢は頼もしかったですし、誠実に私たちに寄り添ってくれたと感じています。

 

おかげさまで定例ミーティングは面倒なことではなく、むしろ毎回楽しみにさせてもらっていたぐらいです。 今回の本社オフィスの移転は、弊社が一方的に「こうしたい、ああしたい」と要望を突き付けた訳でもなく、反対に勧められるがままに提案を受け入れていった訳でもなく、「弊社の移転プロジェクトメンバーが、社外の仲間と一緒に作っていった」という感覚です。

 

 在宅勤務の社員がオフィスへ帰ってきた 

11月16日(2020年)から新オフィスでの業務がスタートとなりましたが、当日は待ちきれずに、なんと7時半に出社してきた社員もいました。オンライン会議対応の個人ブースは、連日満席となっていて、ずっと一人占めのような状態にならないように、ルールづくりも考えなければいけない…という嬉しい悩みも。

また、4月の緊急事態宣言以降ずっと、社員にはフルリモートワークを認めていたので、移転前はほとんどの社員が出社していませんでした。しかし移転してからは出社する社員が増えていて(もちろん、密にならない程度に)、移転プロジェクトの責任者としてはとても嬉しいんですけど、コロナ禍のご時世的に素直に喜べないのは複雑ですね。

先日ご来社いただいたとある会社の経営者の方々からもかなりの好評をいただきまして、中でも「御社と採用で競合するようなことがあったら、これは勝てないですね」と仰っていただいたのは嬉しかったです。

今回の本社移転工事では、社員にとって「自宅」「本社」「サテライトオフィス」と、それぞれ働きやすい環境を選べぶことができる状態を作れたのかなと思っています。

 

幸い、緊急事態宣言後の厳しい状態は脱することができましたので、これからますます社員個々のパフォーマンスが上がっていくことを期待しています。

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