Sinyi Realty
縦ルーバーと間接照明を効果的に用い、光と影の陰影が重なる奥行き感を表現しました。木目は白木をベースに安っぽくならない木目を選定。これらを利用することで、視覚的に拡がりのある空間を表現しています。
台湾の裕福層の方々がメインのお客様となるため、ホテルのラウンジのような空間をつくりました。 親日家が多く和のテイストはウケが良い事から、「上質な和モダン」、「シンプルで上品な空間」 とのお客様からの要望をベースにしています。家具もこちらの提案をベースに担当の方と家具屋をまわり丁寧に吟味しました。
商談テーブルの一部には飲食店のような雰囲気も。 オーダー制作をした椅子のクッションや、お客様がご用意した企業理念を北京語で表記している掛け軸もポイントとなっています。
光の効果は、空間を作る上でのポイントになっています。ルーバーが重なり合う空間は、間接照明による演出が効果的に出るように意識しました。
お客様の商談がスムーズに進行するよう、テーブル間の境にも配慮。窓側の商談コーナーには簾を使い、目隠しいたしました。縦ルーバーも適度に視線を遮るようにしています。
全体のアクセントに床の間を造作。デザインは全体テイストに合わせて現代的にアレンジしましたが、素材選びにこだわることでクオリティをキープしています。
各テーブルに物件の特徴が最大限引き出されるようにしました。窓際のテーブルは、明るく柔らかい光に包まれる空間。和紙調のプリーツスクリーンで光を調節しています。
サインは、比較的堅いイメージが強かった既存のものを、ベースは変えずに空間に合うものになるように提案。この室内サインは適度な高級感を演出するよう文字を立体で作成し、正面の什器の上に載せるというコンセプトを採用することで、背面の光も透過し空間にフィット。お客様にも喜んでいただきました。