「快適」「使いやすい」「必要最小限」の会議室のオフィス家具や寸法について
ノウハウ 2023.11.14

オフィスの会議室の「基本機能」と「使いやすい寸法」

事例:ソウルドアウト株式会社 様

オフィスに会議室は必要と感じても、どれくらいのスペースを取るべきか悩んでしまうことは多いのではないでしょうか。執務室とは違い、個人が毎日継続して使うものではありませんが、あればやはり便利です。どういうオフィス家具があり、どんなレイアウトなら快適なのか、最小限ではどれくらい必要なのか、緊急事態を想定したときにはどれくらい余裕があると理想的なのかを紹介します。

少人数でのミーティングから重要な会議まで使えることを目的に、オフィスの広さにあった会議室作りのヒントにしてみましょう。

 

快適性を重視した会議室のレイアウト

事例:キャシュモグループ 様

事例:ソウルドアウト株式会社 様

事例:株式会社広研 様

事例:某映像制作会社 様

快適性を重視した会議室の条件は「眺望がよく隣席との間隔が適度に取られていること」「着席したときに背後にも十分な余裕が取れていること」です。眺望が良いと日中であれば自然光が入りやすくなりリラックスできます。

会議室はできるだけ窓のある位置を確保して作ることが理想的と言えます。そして、会議に出席する人員よりやや多めの席を設けおきましょう。席にあらかじめ余裕をもたせておくと外部からゲストを招いての講習に使うことも可能です。また、社員が増員されたときにも対応しやすくなります。

椅子やテーブルも大きめのゆったりしたものが理想的です。10人程度で使うものであれば、1枚のテーブルがおしゃれですしスタイリッシュにまとまります。舟形のものや楕円形タイプのデザインを選ぶと部屋の印象も柔らかいものにできます。近年は四角いものより曲線の入ったテーブルの方が好まれる傾向があります。

テーブルの周辺はできるだけ空間を取りましょう。余裕をもって着席できるように通路も十分取ります。モニターやスクリーンなどが十分置けるスペースも必要です。

 

着座していない席と会議テーブルを無理なく行き来できるレイアウト

事例:株式会社アクシス 様

事例:株式会社WIND-SMILE 様

会議室に使われるテーブルにはいろいろなタイプがあります。オフィスのタイプや使い方で選びましょう。近年人気の大きなテーブルもいいですが、オーソドックスな長方形の細めの物なら会議のタイプに合わせて自由なレイアウトが可能です。コの字型に配置すれば向かいの人と距離ができ圧迫感がありません。また、内側に入って資料を配ったりお茶を置いたりすることに適しています。

着席しているかいないかに関係なくテーブルとの行き来がしやすいのがメリットです。講習会や説明会のような場面で使うときには、コの字ではなく全員が前方を向けるように1台ずつレイアウトするといいでしょう。出席する人が資料などを手渡しする場合で席に空きができてしまった場合でも、無理なく渡せるというメリットもあります。

会議室のレイアウトを機能別で変えたいときには、自由に並び方が変えられるテーブルを使うのも良い方法です。使わないテーブルは壁側に寄せて資料や物を置くこともできます。おしゃれなデザインのものやキャスター付きのものも出ているので、大きなテーブルを置くスペースがないオフィスに向いています。

 

着座しているワーカーが休息姿勢をとれる最小スペースのレイアウト

事例:DCM ベンチャーズ 様

ミーティングや会議は長時間におよぶことも間々あります。そんな場合に備えて着席したままでも十分な休息姿勢が取れる空間作りをしておくことも会議室には求められます。着席したままでも休息しやすい空間を設けるには、席の背後に最低でも800~1,000mm程度の空間を設けるようにしましょう。

ワーカーの体型に応じて快適な空間は異なりますが、標準的な成人であれば最低これぐらいの距離があればテーブルから少し離した状態でも座ることができます。そしてこの距離は、普通に椅子を引いて着席したときに背後を人が通ることが可能な距離です。もちろん、前後の余裕だけでなく左右も十分であることが望ましいと言えます。隣の人が着席したままでも問題なく席を立てる距離が取れているかどうかも判断しましょう。

椅子の背後に設ける800~1,000mmというのは、休息しやすい最低の目安で壁に設置物があるような場合はそれ以上取る必要があります。また、使用する椅子のタイプでも若干異なります。会議室の空間がどれくらい取れるかを基準に決めましょう。

 

消防法で定められた避難通路を確保した通路と歩行

オフィスのレイアウトで忘れてはいけないのは、火災をはじめとした災害時の避難通路などを確保しておくことです。特に階層が上がるにつれ避難に時間がかかると考えるのは一般的な考えでしょう。

社内の避難通路の確保だけでなく、消火作業や他のオフィスからの避難経路としても使われる部分をふさいではいけません。窓で多いのは「消防隊進入口」です。外から見ると赤い逆三角形になっているもので、内側にはしっかり「消防隊進入口」と書かれています。消火活動で必要なときに消防隊が進入するために設けられているもので、ここに物を置いたり席をギリギリに並べたりすることのないように注意が必要です。

会議室の席の並べ方は、多少大きめの椅子でもその背後を1人以上の人間が余裕を持って通れるだけのスペースを空けましょう。避難経路に向けて歩行しやすい動線を作っておくことも重要なポイントです。会議室は角部屋などオフィスの奥に作られることが多いので、通路が狭かったり避難口までの距離が必要以上に取られたりしないよう、さまざまな視点で考えることが安全なオフィスと言えます。

 

 

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