studio Coucou
古い建物を丸ごと1棟、フォトスタジオにリノベーションしました。建物全体はパリのアパルトマンのようなヴィンテージテイストの空間で、フロア毎に異なる表情の空間にしています。
黒を基調としつつ、床や壁などエイジング加工を施した素材を採用することで、少し退廃的な印象を持たせた味わい深いデザインになっています。
繊細で、どこか懐かしい雰囲気を醸し出す白いタイル壁に、パリのアパルトマンをイメージしたアンティーク調の扉が心地よいコントラストを創り出しています。しっかりと世界観を持って作り込んだエントランスは、ロケーションとしても最適です。
床面や壁には、あえて白いペンキをラフに塗ったようなデザインにし、ヴィンテージテイストを取り入れました。綺麗な仕上げにせずムラを残すことで、経年変化のような味わいを演出しています。
エイジング加工を施した空間に、ヴィンテージテイストの小物を合わせた無骨な空間デザイン。ディテールまでエイジング加工のバランスを計算して作り込まれたダークな世界観は、実際に古い建物に入り込んだような錯覚を覚える印象的な仕上がり。
強いコンセプトを打ち出している撮影フロアよりも、ナチュラルなデザインにこだわったフィッティングスペース。ハンガーラックやミラーなどの什器のデザインテイストをしっかり揃えることで、スタジオ全体の世界観は崩さずに、機能的な要素を取り入れました。
階段の照明には、ヴィンテージテイストのライトを採用。さり気なく空間を演出するデザインポイントとなっています。あらゆるポイントがロケーションとして活用できるよう、建物内の全てにデザインを落とし込みました。
自然光に映える人工芝を床面に使用することで、室内の雰囲気とはまた違った明るく開放的なロケーションになっています。
studio Coucou 様
http://s-coucou.jp/
東京都江東区高橋14-18