PERSONNEL WORKS & SP Sogo Keiei Group
社会保険労務士法人パーソネルワークス様と、SP総合経営グループ様の2社ともに人員増加により移転を考えられていたところ、代表のお二人がご友人同士だったことから合同でオフィスを構えられることになり、設計施工で携わらせていただきました。お二人の仲の良さから「Buddy Office」とオフィスコンセプトを掲げ、お互いの会社がバディのように信頼し、共に成長していくことができるオフィスとして設計をスタートさせました。
お互いの会社の社員同士が、交流や親睦を深める場としてランチタイムにお使いいただけるパントリーや、会議室を可動間仕切りで仕切り、必要に応じてサイズを変更できる大会議室を共有スペースとして設けました。落ち着きと安心を感じるデザインにするために、上品さやクラシカルな印象を与えるホテルライクな空間に仕上げました。
エントランスにはリブ材を使用した壁面を採用し、間接照明を壁面や什器に仕込むことで、高級感のあるクラシカルな空間としています。壁面の一部には、エントランスから直接会議室にアクセスできるような隠し扉があり、来訪者をアッと驚かせる仕掛けを施しました。
エントランスから会議室へ続く長い廊下は、間接照明やブラケットライトをつけることで奥へと誘う、コリドー空間に仕上げています。ブラケットライトは、部屋使用時は点灯するような仕掛けとしているため、外からでも会議室の使用状況を確認することができます。
また、室名はお客様からアイディアをいただき、ホテルの部屋番号を表すようなサインデザインを行いました。一見オフィスには見えないような空間になっています。
窓から光が入りやすい会議室は、白のテーブルとチェアを設置することで、より開放的な印象を与える部屋としました。集まった方々の目線をセンターに集めるようなデザインを行ったことで、机上や会話の集中が高まるような空間となっています。夜は間接照明が映え、昼とはまた違う高級感漂う雰囲気を醸し出します。
SP様の会議室は、前のオフィスの雰囲気を残したいというご要望をいただいていたため、全体的にモノトーンでまとめたデザインとしています。エントランスのホテルライクな印象を残しながら、全体的にシャープになりすぎないようなカラースキームとしたことで、打ち解けやすい雰囲気作りをしています。
御移転のお祝いとして、共用のパントリーに設置する暖簾をお渡ししました。お互いに手を取り合い成長できるようにと願いをこめ、代表お二人の苗字をロゴにしたデザインをあしらいました。
